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最終更新日:2025年10月17日
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文明技術遷移論II
社会運動・市民社会・闘争の政治
Social Movements, Contentious Politics, and Civil Society
社会運動、民衆抗議行動、政党活動、NGO活動、革命、テロなど、各国で繰り広げられる社会勢力と国家や企業を巻き込んだ争い・対立を「闘争の政治(Contentious Politics)」と呼ぶ。市民による社会運動やNGO活動が活発な社会がある一方で、市民運動は弱体でContentious Politicsは政党活動に限られた社会もある。また、ゲリラ活動やテロが盛んな社会も存在する。この授業では、(1)このような違いがどうして生じているのか、(2)社会運動はそもそもどのようにして生まれ、発展し、消滅するのか、(3)抗議行動やNGO活動は、どのような場合に成功し、どのような場合に失敗するのか、(4)民衆抗議行動の手法や形態は歴史的にどう変わってきたか、(5)欧米をモデルとした社会運動論の概念がそれ以外の地域のContentious Politicsを説明するのに有効であるのか、等の問いを探求していきたい。
政治・経済・社会・文化の抗争、要するに集団と集団の争いという現象は、常に社会科学者たちの関心を集めてきた。現在では、社会運動論という高度に専門化した学問分野が発達しているが、このような狭い分野に止まらずに、広範な社会科学の思想・理論の枠組みの中でContentious Politicsを理解することが重要である。このため、社会科学の根底にある四つの異なる考え方・理論を理解し、それぞれがどのように抗争を説明してきたのかを考えていく。『社会運動・市民社会・闘争の政治』では、マルクス・ウェーバー・デュルケーム等の社会科学の古典的理論やContentious Politics研究のパラダイムとなった作品を読んでいく。コース終盤では、現在Contentious Politics研究において新たなパラダイムの位置を確立しようとする学派の論文を読む。この授業で読む文献は、社会運動等の政治社会学を目指す者にとっては、「一丁目一番地」といわれるものばかりである。
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