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最終更新日:2024年4月22日

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比較モダニティ論II

篠田正浩の文芸映画を考える Masahiro Shinoda’s film adaptation of literature
こんにちの比較芸術研究のなかで重要な位置を占める領域のひとつが、アダプテーション論である。なかでも文学作品の映画化という問題をめぐっては、英語圏、フランス語圏を中心に過去半世紀以上の議論があるが、いっぽうで日本には文芸映画作品の量と奥行きという点で世界でも稀な蓄積がある。日本における映画アダプテーションをいかにアダプテーション研究に開いていくかというのが、日本の比較芸術研究の課題でもある。
もっとも、アダプテーション研究のなかでどのようなアダプテーション作品を取り上げる「べき」かというのは、研究者のスタンスによって意見の分かれるところである。
今学期は、文学テクストに対する精緻で卓越した「読み」をもとに撮られ、場合によってはメディアそのものの再定義にすら迫る篠田正浩の文芸映画を集中的に取り上げたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M210-0800S
GAS-IC6C10L1
比較モダニティ論II
佐々木 悠介
S1 S2
月曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
篠田正浩の代表的な文芸映画をいくつか選び、原作のテクストも読み、批評も読み、篠田自身のテクストも読み、議論する。 どの作品を取り上げるかは受講者と相談して決めたいが、『心中天網島』(近松門左衛門原作)や『桜の森の満開の下』(坂口安吾原作)あたりは必ず含めることになるだろう。
授業の方法
教員と学生による議論
成績評価方法
授業での議論への参加と期末レポート等を総合的に評価する。
教科書
なし
参考書
授業で案内する
履修上の注意
履修を検討している場合は、必ず初回に出席してください。 学期中に複数の作品を取り上げますが、毎回、対象となる文学作品を読み、映画作品を観ておくことを求めます。それなりに時間が必要になると思います。