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最終更新日:2024年4月22日

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言語態基礎論II

証言と文学
戦争、自然災害といったカタストロフィックな出来事が起きるとき、出来事の記録が「文学」として遺されることがある。例えば、アウシュヴィッツ強制収容所での体験を描いたプリーモ・レーヴィの『これが人間かSe questo è un uomo』(1947, 1958)は、生還者の「証言」ではあるが、それ以上に「文学」として卓越した作品である。本講義においては、そもそも文学とは何か?という大きな問いから始めて、歴史と文学の狭間でひっそりとたたずむ「証言文学」について考察する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M200-1071A
GAS-LI6D19L1
言語態基礎論II
山﨑 彩
A1 A2
水曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
以下の文献から、論文をいくつか選んで読む。もし時間が許せば、他の文献も読みたい。 テリー・イーグルトン『文学という出来事』平凡社、2018年(原著:Terry Eagleton, The Event of Literature, 2012) ロバート・イーグルストン『ホロコーストとポストモダン』みすず書房、2013年(原著:Robert Eaglestone, The Holocaust and the Postmodern, 2004) イヴァン・ジャブロンカ『歴史は現代文学である――社会科学のためのマニフェスト』(原著:Ivan Jablonka, Lʼhistoire est une littérature contemporaine. Manifeste pour les sciences sociales, 2014)
授業の方法
指定のテクストを事前に読んで授業に参加する。授業においてはあらかじめ決められた担当者が内容を解説する。その後、質疑応答とディスカッションをする。
成績評価方法
授業内での発表や議論における貢献度、および期末レポートにより評価する。
教科書
コピーをITC-LMSで配布する。
参考書
プリーモ・レーヴィ『これが人間か』竹山博英訳、朝日新聞社、2017年。 そのほかの参考文献については、授業中に示し、ITC-LMSを通じて配布をおこなう。
履修上の注意
オンライン授業です。