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最終更新日:2024年4月22日

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言語態基礎論II

文学理論の再検討
この授業は、広い意味で文学研究と関わる著作を輪読し、この時代における文学理論のあり方について再検討することを目的とします。
今回は、いわゆる日本の「テクスト論」の嚆矢となった、小森陽一『文体としての物語』(初版1988年)を取り上げ、一章ずつ検討することを通じて、現在の日本文学研究の基盤について議論したいと思います。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M200-1070S
GAS-LI6D18L1
言語態基礎論II
村上 克尚
S1 S2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
第1~2回 休講(オンライン授業の環境を整えてください) 第3回 イントロダクション 第4回 「第1章 文体としての自己意識――『浮雲』の主人公」 第5回 「第2章 『浮雲』における物語と文体」 第6回 「第4章 結末への意志/結末の裏切り――嵯峨の屋おむろにおける物語と表現」 第7回 「第5章 結末からの物語――「舞姫」における一人称」 第8回 「第6章 人称的世界の生成――鴎外ドイツ三部作における文体と構成」 第9回 「第7章 独白の系譜――広津柳浪の初期作品を中心に」 第10回 「第9章 囚われた言葉/さまよいだす言葉」 第11回 「第10章 「こころ」を生成する心臓」 第12回 「第11章 〈読む〉ことへの夢想」 第13回 「第12章 聴き手論序説」
授業の方法
担当者は、担当した章の要約、疑問点をまとめた発表資料を作成。前日までに指定された場所にアップロードしておく。 (その章で扱われている作品について、その後に別の研究者によってどのような議論が行なわれているのかをフォローしていることが望ましい) 発表時間は20分程度とする。その後、全体で議論を行なう。
成績評価方法
授業参加、ならびに期末レポートで評価します。
教科書
小森陽一『文体としての物語・増補版 』(青弓社、2012年)を用います。入手方法については、初回授業で指示します。
参考書
授業内で指示します。
履修上の注意
授業の進め方についてのガイダンス、話し合いがありますから、初回にはなるべく参加するようにしてください。