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最終更新日:2024年4月22日

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国際コミュニケーション演習I

初期ベンヤミンの色彩論
ヴァルター・ベンヤミンは、1914年から1921年までの7年間に、色彩にまつわる断片的なテクストをたびたび執筆している。考察されているのは、絵画における色彩や、恥ずかしさによる赤面までさまざまだが、いずれも「Phantasie:想像力、表象」や「Schein: 仮象」の問題と深く関連するとともに、芸術媒体(とりわけ芸術の(非)空間性)の主題系との関わりという点で、晩年に執筆された複製技術論文の関連草稿とも接点をもっている。本演習では、邦訳のある「虹――ファンタジーについての対話」(1914/15)を除いたベンヤミンの色彩関連のテクストをドイツ語で精読することで、色彩をめぐる初期ベンヤミンの思想の理論的内実を明らかにすることを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M200-0711A
GAS-LI6C13S1
国際コミュニケーション演習I
竹峰 義和
A1 A2
木曜3限
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講義使用言語
日本語、ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
以下のテクストを精読する。 »Aphorismen zum Thema Phantasie und Farbe« (1914/15), in: Benjamin, Gesammelte Schriften [=GS] VI, S. 109-110. »Die Farbe vom Kinde aus betrachtet« (1914/15), in: GS VI, S. 110-112. »Die Reflexion in der Kunst und in der Farbe« (1914/15), in: GS VI, S. 117-118. »Über die Fläche des unfarbigen Bilderbuches« (1918/19), in: GS VI, S. 112-113. »Zur Malerei« (1919/20), in: GS VI, S. 113-114. »Phantasie« (1919/20), in: GS VI, S. 114-117. »Zur Phantasie« (1919/20), in: GS VI, S. 121-122. »Über die Scham« (1919/20), in: GS VI, S. 69-71. 1. ガイダンス 2-13. テクストの講読
授業の方法
演習形式で進める。初回の授業でガイダンスを行ない、翌週からは担当者が事前に作成してきた訳文を検討しつつ、議論する。
成績評価方法
授業への貢献度で評価する。
教科書
PDFファイルを配布する。
参考書
授業内で指示する。
履修上の注意
ドイツ語を履修済であること。
その他
基本的に対面で行なう予定だが、オンラインの参加も認める。オンライン受講の希望者は、初回の授業日の前日までにメールで連絡すること。