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最終更新日:2025年4月21日

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言語記号分析I

態度報告の意味論/Semantics of attitude reports
「あいつは来ないと思う」「君がいてくれて嬉しい」「明日は晴れてほしい」―自然言語には、信念や感情や願望といった、広い意味での態度を表明する表現が豊富に存在する。このような表現を用いた態度報告(attitude reports)の意味論についての概観を得ることが、この授業の第一の目標である。態度報告や、その報告の対象である命題態度(propositional attitudes)は、哲学においても大きなテーマとなっているが、それに関連する諸問題に、言語学の一分野である形式意味論がどのようにアプローチしてきたかということに関して理解を深めていく。英米圏の伝統が強いこともあり、英語の現象に基づいた議論が中心となりがちな領域ではあるが、「では/しかし〇〇語ではどうなのか」という通言語的な視座により議論を発展させていく礎を作ることも目指している。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31M200-0090A
GAS-LI6A09L1
言語記号分析I
岡野 伸哉
A1 A2
未定
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
受講者による教科書の輪読形式をとる。初回に各節の担当者を決定する。 扱う範囲やペースは受講者の人数や関心に応じて調整する。 また、further readingとして関連文献に寄り道することもあり得る。
授業の方法
各受講者は担当範囲の内容について発表する。他の受講者も疑問点や関連するデータ(英語に限らず、日本語やその他の言語など)等を持ち寄り、全員で議論する。
成績評価方法
授業での発表と期末レポートによる。
教科書
Grano, Thomas (2021) Attitude reports. Cambridge University Press.
参考書
授業内で適宜指示する。
履修上の注意
自然言語に関する形式意味論の入門を終えていることが望ましい。 初回は1章の内容を扱うため、予習しておくこと(初回分は配布する)。 形式意味論・言語学に限らない隣接分野からの受講も大いに歓迎する。