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最終更新日:2025年4月21日
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言語記号分析I
態度報告の意味論/Semantics of attitude reports
「あいつは来ないと思う」「君がいてくれて嬉しい」「明日は晴れてほしい」―自然言語には、信念や感情や願望といった、広い意味での態度を表明する表現が豊富に存在する。このような表現を用いた態度報告(attitude reports)の意味論についての概観を得ることが、この授業の第一の目標である。態度報告や、その報告の対象である命題態度(propositional attitudes)は、哲学においても大きなテーマとなっているが、それに関連する諸問題に、言語学の一分野である形式意味論がどのようにアプローチしてきたかということに関して理解を深めていく。英米圏の伝統が強いこともあり、英語の現象に基づいた議論が中心となりがちな領域ではあるが、「では/しかし〇〇語ではどうなのか」という通言語的な視座により議論を発展させていく礎を作ることも目指している。
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