大学院
HOME 大学院 国家・市民社会・企業I
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

国家・市民社会・企業I

権力分立と現代アメリカ政治
ドナルド・トランプ大統領が多用している単一執行権理論 Unitary Executive Theoryが、現代アメリカ政治において許容されてしまうようになった制度的仕組みについて、連邦議会と大統領、および大統領と裁判所という政府部門間の関係性に位置付けながら、理解を深める。学期の前半で輪読するのは John A. DearbornのPower Shifts: Congress and Presidential Representation (University of Chicago Press, 2021)である。20世紀の前半には、連邦議会がニューディール等の立法を通じて、国民を一元的に代表する機関としての大統領府を形成していった。1970年代には議会が帝王的大統領から権限を取り戻そうと試みたが、その改革の多くは頓挫し、政治的代表と大統領の間にはジレンマが生じるようになった。他方、終身制の裁判官は、大統領と議員いずれもが選挙での争点化を好まない事項について審判を下すが、それでも世論の動向に合わせた判決を下すことで民主的正当性を保っていると、20世紀の政治学研究の多くは考えてきた。しかし過去数年間でこの見方には疑義が呈されるようになっている。裁判所の選好と世論の間に乖離が生じる理由について考察した研究論文を、学期の後半で講読する。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D290-0460A
GAS-HS6D07S2
国家・市民社会・企業I
平松 彩子
A1 A2
月曜2限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
総合文化研究科
授業計画
第1回 はじめに 第2回 立法を通じて形成された現代大統領制(1) 予算 第3回 立法を通じて形成された現代大統領制(2) 経済政策 第4回 立法を通じて形成された現代大統領制(3) 大統領府の組織 第5回 立法を通じて形成された現代大統領制(3) 安全保障国家 第6回 議会による復権の試み(1) 予算 第7回 議会による復権の試み(2) 経済政策 第8回 議会による復権の試み(3) 大統領府の組織 第9回 議会による復権の試み(4) 安全保障国家 第10回 ロバート・ダールによる司法部分析 第11回 裁判所に対する立法府と大統領の思惑 第12回 保守派の法曹運動 第13回 多元性の否定と裁判所
授業の方法
演習形式で実施する。課題文献に関する口頭報告と議論を通じて理解を深める。
成績評価方法
口頭報告(40%)、出席および授業内議論への貢献度(20%)、期末課題(40%)。
履修上の注意
英語の課題文献を毎回50ページほど課すので、事前に予習をして授業に臨むこと。