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最終更新日:2024年4月1日

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多様性と普遍性II

華僑華人論
華僑華人論についての文献を読んで、発表をしてもらう。4月中は谷垣が講義をし、華僑華人論について概要を理解してもらう。長崎や横浜、神戸さらには池袋などの事例に即して、日本の多文化共生社会の側面も考察したい。グローバル化のなかで、「落葉帰根」「落地生根」はどのように変化したのか、あるいは連続しているのだろうか。1860年の北京条約以降、全世界にはチャイナタウンが誕生するが、それ以前にも唐人街は存在した。長崎は日本で普通にチャイナタウンでイメージするよりもずっと古い例である。状況が許せば、横浜か池袋で実際にフィールドワークを行い、「現実」から問題をくみ上げていく経験をしてもらいたい。状況が厳しいときは、写真で以前の街歩きの様子を紹介したい。また、学期中に一度自身の研究の進捗状況(修士1年生や研究生は研究計画)を報告してもらう。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D290-0450S
GAS-HS6D06L1
多様性と普遍性II
谷垣 真理子
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語、英語、中国語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
最初の2回は休講。ズームに慣れるための試行期間。40分から1時間Zoomでつながれるようにしておく。その後、個人的に面談をその場で申し込むのもかまわない。希望者が複数いた場合には適宜時間を分けて行う。実質的な授業は第3回から始める。 第1回 休講 第2回 休講 第3回 歴史的概要:「華僑」の出現、横浜・神戸・長崎の誕生 第4回 歴史的概要:新華僑の出現、香港・台湾から世界へ 第5回 文献講読(1) 第6回 文献講読(2) 第7回 文献講読(3) 第8回 文献講読(4) 第9回 自由研究発表(1)  第11回 自由研究発表(2) 第12回 自由研究発表(3) 第13回 自由研究発表(4)
授業の方法
Zoomでの授業は継続して60分が限界ともいわれる。 試行錯誤しながら一緒に授業を構築していきたい。 報告のある週の日曜日までにコメントペーパーを報告者を除く全員に提出してもらう。 報告者は資料を前日までに提出。 ゼミでは報告者が報告。 コメントペーパーを踏まえて全員で討論。 参加者は自身の興味に応じて、授業でとりあげる文献を自分で探し、出席者全員に授業の10日から2週間前までに書誌情報を共有し、PDFを準備すること。文献を探すことも学びのの重要な一環である。 実質的な初回の授業の際に日本語での基本文献、有用な事典などを紹介する。 授業で使用する言語は日本語が中心であるが、出席者の構成によっては、適宜英語や中国語で補足する。 なお、現地見学を実施した際でも参加を義務付けない。参加の有無は成績評価には影響しない。
成績評価方法
授業時の報告および授業への取り組み、期末レポートを総合評価する。学期の終わりには、現在の研究の進捗状況を踏まえて4000字程度のレポートを出してもらう。 オンラインの授業は慣れるまでにいろいろなトラブルがあると思うので、出席点は評価に入れない。
教科書
特になし
参考書
斯波義信『華僑』岩波書店(岩波新書)1995年 園田茂人(編)『はじめて出会う中国』有斐閣、2013年 可児弘明・斯波義信・游仲勲『華僑・華人事典』弘文堂、2002年
履修上の注意
必ず期末レポートは提出すること。
その他
この授業を受講するにあたって、特に華僑華人についての予備知識は必要ない。