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最終更新日:2026年4月20日
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生存とライフスキルI
暴力・国家・死
本授業では、暴力という難解で、かつ多方面から膨大な議論が重ねられてきたテーマについて、履修者各自が思考するための手がかりを得ることを目的としている。21世紀の今日においても、日本を含む世界各地でさまざまな形態の暴力によって周縁的地位へと追いやられ、あるいは死なされる人々は後を絶たない。こうしたなかで、暴力を一過性の出来事、あるいは単なる犯罪としてのみ捉えたり、非暴力を安易に唱えることは、結果として暴力を擁護する結論を導きかねない。そこで本授業では、とくに文化人類学における暴力をめぐる議論の一端に触れるために、ナンシー・シェパー=ヒューズの民族誌(1992, Death Without Weeping: The Violence of Everyday Life in Brazil)を全員で読み込む。同書は30年以上前に書かれたものであるが、暴力を主題とした文化人類学における議論の到達点の1つともいうべき位置にあるとされる。同書を丁寧に読み込むことで、暴力を議論するための基礎的な概念を理解するとともに、暴力のメカニズムやそれが人間社会にもたらす問題について皆で議論する。
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