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最終更新日:2025年4月1日

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社会の自立と共同I

アニミズム論再考
イギリスの人類学者エドワード・B・タイラーが「アニミズム」という用語を案出しつつ、それについての考察をおこなって以来、「アニミズム」は「原始文化」(primitive culture)を示すものとして扱われてきた。その後の人類学の展開のなかでは、人類文化の通時的展開を示唆する「原始文化」という観念それ自体が後退し、人類文化の共時的な体系性に焦点があてられてきたため、「アニミズム」も「原始文化」とともに、人類学的な研究において後退したかに思われた。しかしながら、1990年代以降の人類学における「存在論的転回」によって、「アニミズム」は独特の、けれども人類に普遍的に妥当する存在論としての位置が与えられつつある。本授業は、タイラーの「アニミズム」論を出発点とし、「存在論的転回」における「アニミズム」の位置づけについて探究するものである。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D290-0090S
社会の自立と共同I
森山 工
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
上記の「授業の目標、概要」にのっとり、以下の文献に依拠して講義・発表等を組み立てたい。 ・エドワード・B・タイラー『原始文化』(上下)松村一男監修、国書刊行会、2019年。 ・岩田慶治『草木虫魚の人類学-アニミズムの世界』講談社学術文庫、1991年。 ・フィリップ・デスコラ『自然と文化を越えて』小林徹訳、水声社、2020年。 ・エドゥアルド・ヴィヴェイロス・デ・カストロ『食人の形而上学-ポスト構造主義的人類学への道』檜垣立哉・山崎吾郎訳、洛北出版、2015年。
授業の方法
人類学の展開における「アニミズム」の位置づけについて、若干の講義をおこなったのち、上記の「授業計画」に示した諸著作の精読をおこなう。精読に際しては、履修者に対して個別に担当箇所を指定し、発表ならびに討論のリーダーを務めてもらう。
成績評価方法
発表、授業内での発言等、授業への貢献度と、期末レポートによって成績を評価する。
教科書
上記「授業計画」に示した諸著作。授業内で読む部分については、PDFを用意してUTOLにアップする。
参考書
授業の過程で適宜指示する。
履修上の注意
人類学(文化人類学、民族学)の専門的知識は必要としない。