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最終更新日:2025年4月1日

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国際社会動態論I

現代ヨーロッパ比較政治フィールドセミナー Field Seminar in Comparative European Politics
 本授業は、現代ヨーロッパ比較政治分野に関する研究トレーニングを行うフィールド・セミナーです。
 S1タームでは、選挙・政党政治、執政・議会・司法・地方政治など比較政治・政治制度分野を対象とします。2時限連続の集中授業の中で、次の3つの柱を取り扱う予定です。

(1) 各分野の重要文献・先端的研究文献を講読しながら、専門研究の基礎として研究動向を理解することを目指します。
(2) 受講者各自の研究発表、博士論文や研究論文の構想発表なども行い、それぞれの研究成果の公開に繋げます。
(3) 先行研究のレプリケーションや研究の構想・ビアレビューなど研究関連手法のトレーニングにも重点を置きます。

・S2タームでは、比較政治経済分野で、同様のセミナーの開講を予定しています。
・ヨーロッパ政治を専攻する方だけでなく、他の先進国・途上国政治を研究する方にも、比較政治的観点から自らの研究を位置付けるために有用な内容です。
・後期課程学部生でも履修可能ですが、卒論やリサーチペーパーでヨーロッパ比較政治か、ヨーロッパ政治を含む比較政治をテーマとする方を対象としています。

・初回は、本郷の授業日程に合わせて4/4(金)(3時限のみ・オンライン)です。駒場の方は、駒場の授業日程より1週間早いのでご注意ください。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D230-0370S
GAS-SI6A23L1
国際社会動態論I
伊藤 武
S1
金曜3限、金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
下記のテーマなどから、いくつか選択して扱います。受講者の研究テーマや関心、最新の出版状況に応じて調整します。 1) ヨーロッパ比較政治の課題: Issues in Comparative European Politics 2) 民主主義の類型と状況:Varieties of European democracies, backsliding 3) 選挙政治:Electoral systems, electoral governance, and political implications 4) 投票行動: Voting behavior amid polarization 5) 政党類型:Varieties of political parties, populism, pariah, niche and mainstream parties 6) 政党組織:Changing party organization, and party models 7) 政党システム:Party system, party shift, and 8) 社会関係資本と政治文化:Social capital and political culture 9) 執政政治:State, executive politics, bureaucracies, government institutions 10) 議会政治:Legislative politics and legislative behavior 11)司法政治:Judicial politics and judicial behavior 12)地方政治:Local & regional politics 13)市民社会・社会運動: Civil society and social movement ※教材候補は、関連ホームページで随時更新しています(3月中旬までに完成予定)。テーマや文献などについて、ご希望があれば、連絡の上でご相談ください。
授業の方法
(1)文献講読とディスカッション ・毎週当該のトピックに関する重要文献(英文ジャーナル論文等)を取り上げ、事前提出する担当報告者の報告と各自のメモに基づき議論を行います。 (2)研究報告とトレーニング ・毎週、担当者の研究報告やレプリケーションなどを通じて、先行研究レビュー部分の構成、仮説構築、質的・量的な分析手法の習得、結果提示の仕方など、通常の文献講読ゼミでは扱わない内容も扱うようにします。 (3)ゲスト参加 ・随時、ゲストの研究報告も取り入れます。 (4)ターム・ペーパーの執筆 ・履修期間中に学位論文の一部や学会報告、投稿論文につながるようなターム・ペーパーを執筆することを目指します。
成績評価方法
プレゼンテーション、議論、コメント、タームペーパー、などを合わせて、総合的に評価します。
教科書
・課題文献は初回授業時に配付する詳細なシラバスで指示します。下記リンク先に暫定版のシラバスを掲載しています。テーマや文献などについて、ご希望があれば、連絡の上でご相談ください。 ・講読する文献は、電子ジャーナルや別途案内する共有フォルダで入手できるようにします。 ・担当教員HPでは、最近のゼミにおける講読文献リストを掲載済みです。講読文献は基本的に新しいものに更新しますが、どのような形で進むか知りたい方は、Educationのページを参照して下さい。
参考書
Costello, Rosy and Neil Robinson. 2024. Comparative European Politics: Distinctive Democracies, Common Challenges(2nd edition). Oxford University Press ・授業の参照先として、上記の文献を推薦します。e-book・印刷のいずれも可とします。 伊藤武・網谷龍介『ヨーロッパ・デモクラシーの論点』(ナカニシヤ出版、2021年2月) ・ヨーロッパ政治の比較政治的基礎については、上記をご参照ください。 その他の参考文献については、授業中に随時案内します。
履修上の注意
・本科目は本郷開講科目のため、初回は法学政治学研究科のスケジュールに合わせて、原則として対面で開講されることに注意してください。初回は4/4(金)3時限・オンラインで実施します。 ・受講希望・参加考慮の方は、授業日前日の4/3(木)13時までに担当教員にメールでお知らせください。初回のオンラインミーティング・シラバス等必要な情報をお送りします。 ・開講形態については、対面とオンラインを組み合わせる予定です。後期課程の正式な履修者がいた場合は、対面の回数が半数以上になります。それ以外の場合は、相談の上で決定させていただきます。そうでない場合は、履修者の都合に合わせて相談の上で決定致します。
その他
・履修に関して質問・相談がある方は、担当教員までメールでご連絡下さい。 ・総合文化研究科・国際社会動態論Ⅰ等と合併で開講されます。 ・次年度も大枠としては同様の科目を開講予定ですが、テーマや文献は毎年更新しています。