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最終更新日:2026年10月16日
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国際協力論演習II
〈たましい〉の人類学へ向けて
フランスの民族学者・社会学者のマルセル・モースは、その古典的著作「贈与論」において、各地域・各文化で個別の制度が成立する前の時代を「混ざりあい」の時代と把握しています。「混ざりあい」のなかから、特定の制度的基盤が種々に芽生え、確立したという認識です。
わたしは制度についてのみならず、個体についても同様な「混ざりあい」からの析出を論じることができるのではないかと考えています。ここでいう「個体」とは、人間的な存在者であるのにとどまらず、動物や植物や、純粋に「もの」(物体)であるような存在者、さらには神格や祖霊や精霊といった存在者をも含むものです。そうすると、個体化以前の「混ざりあい」はどのように捉えられるでしょうか。わたしは本講で、個体化以前の「混ざりあい」を〈たましい〉として捉える可能性について検討したいと考えています。
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