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最終更新日:2024年8月27日

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民俗文化研究B

民俗学-フィールドワークと研究組織ー(入門ゼミ)
日本の民俗学の学問的特徴をとらえるうえで、このディシプリンがたどった歴史を理解することはひとつの近道である。この入門ゼミでは1930年代を日本における民俗学の成立期と捉え、その時期にこの分野がどのような方法と研究組織をもったものとして志向されていたのかを考える。このことは、「学祖」である柳田國男の影響力を認めながら、同時にその手元を離れた自律的な分野であることを考えていくうえで、非常に重要な作業である。なぜならば、日本の民俗学は柳田が考えたようには育たなかったし、その結果として現在の民俗学があることは間違いないからである。
内容はいわば民俗学史の前半部分となるが、これは現在の民俗学を考えるための基礎をつくる作業でもある。さまざまな関心を持つ受講者との対話のなかで、民俗学の特徴を探ることを試みたい。

※ターム科目。入門ゼミではあるが、2022年度S1とは異なる内容であるため再履修を可とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D210-4150S
GAS-IC6B39L1
民俗文化研究B
塚原 伸治
S1
火曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
1
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
授業内容は、以下のような内容について扱うこととなる。 ・集合的企てとしての民俗学 ・日本民俗学の1930年代 ・民俗学は何ではなかったか ・柳田國男の試行錯誤と失敗 ・フィールドワークの始まり:「しあわせ」について問うこと ※必ずしも授業で扱う順番ではない。授業内容は受講者の関心にあわせて変更となる可能性がある
授業の方法
各回の前半で講義を行い、後半を受講者全体でのディスカッションの時間にとする。事前に提示された参考文献を読んでからの受講を求める可能性がある。 初回より対面にて実施する。
成績評価方法
議論への貢献度、レポートなどから総合的に判断する。
教科書
教科書は使用しない。
参考書
授業中に指示をする。
履修上の注意
積極的に学ぶ意欲があるならば初学者も歓迎する。