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最終更新日:2024年8月27日
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民俗文化研究B
民俗学-フィールドワークと研究組織ー(入門ゼミ)
日本の民俗学の学問的特徴をとらえるうえで、このディシプリンがたどった歴史を理解することはひとつの近道である。この入門ゼミでは1930年代を日本における民俗学の成立期と捉え、その時期にこの分野がどのような方法と研究組織をもったものとして志向されていたのかを考える。このことは、「学祖」である柳田國男の影響力を認めながら、同時にその手元を離れた自律的な分野であることを考えていくうえで、非常に重要な作業である。なぜならば、日本の民俗学は柳田が考えたようには育たなかったし、その結果として現在の民俗学があることは間違いないからである。
内容はいわば民俗学史の前半部分となるが、これは現在の民俗学を考えるための基礎をつくる作業でもある。さまざまな関心を持つ受講者との対話のなかで、民俗学の特徴を探ることを試みたい。
※ターム科目。入門ゼミではあるが、2022年度S1とは異なる内容であるため再履修を可とする。
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