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最終更新日:2024年4月22日

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表象文化史II

中世文学の世界を考える
現存する中世ヨーロッパ文学が、それが制作された中世においてどのように受容されていたかについては、いまだによく分かっていない。俗語が書記文学となりはじめた時代に、それを「読む」という形で受容できた人間はどれほどいたのか、書記化されて残った文学は実は朗読され「聞く」ことを前提に作られていたのではないか、写本の挿絵はどのように活用されたのか。この授業では、書記文学と口承文学の狭間に位置する中世ヨーロッパ文学の特異な性質に、写本を「見る」ことによってアプローチしたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D210-0260S
GAS-IC6A21L1
表象文化史II
一條 麻美子
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
ゴットフリート・フォン・シュトラースブルク『トリスタン』を、その挿絵入り写本を参照しつつ読み、テキストと挿絵の差異に注目しつつ、中世における物語の受容について分析する。 その際、以下の文献を参照する。 Julia C. Walworth(著):Parallel Narratives: Function and Form in the Munich Illustrated Manuscripts of Tristan and Willehalm Von Orlens
授業の方法
担当を決めて参考文献を読んで発表、その後ディスカッションを行う。
成績評価方法
授業への参加と期末レポート。
教科書
特になし
参考書
授業内で指示する。
履修上の注意
トリスタン物語について概要を把握しておくこと。