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最終更新日:2024年4月22日

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表象技術論I

ヴァルター・ベンヤミン「1900年前後のベルリンの幼年時代」講読
ベンヤミンのテクストを精読する。ドイツ語原文の訳読を主軸とするが、原テクストの各種ヴァージョンのほか、邦訳・英訳・仏訳ほかを参照する。したがって、ドイツ語の読解能力を必須とはしない。このテクストは自伝的エッセイであると同時に一種のイメージ論であり、たんなる訳読にとどまらない考察を行なう。それゆえ、担当教員の講義のほか、参加者による発表(特定テーマないし文献に関する内容)を適宜実施する。「1900年前後のベルリンの幼年時代」のみに特化した研究ではなく、ベンヤミンのこのテクストを出発点としたイメージ論の展開が目標であり、参加者はテクストの物質的な肌理に敏感でありつつ、読解においては自由な発想で臨んでもらいたい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D210-0230S
GAS-IC6A18L1
表象技術論I
田中 純
S1 S2
月曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
詳しい日程は開講時に決定する。初回(オンライン)はガイダンス、担当者のローテーションを決め、2回目以降は担当者による訳読と討議。一学期中に2回程度、教員の講義および参加者による発表の回を設ける。
授業の方法
ドイツ語が読める参加者については、一定の長さのドイツ語原文を音読したうえで日本語に訳すことを求める。そのうえで語釈などを討議し、内容について考察する。ドイツ語を読めない参加者については、邦訳ほかを読んだうえで、テクストに関する疑問点や解釈上の問題提起を期待する。ドイツ語原典は読みやすさを考え、ベルリン・タイプ稿(ギーセン稿)を用いる。校訂全集版および著作集版により、パリ・タイプ稿(最終稿)を適宜参照する(最終稿を用いない理由は開講時に説明する)。テクストや資料の共有方法については開講時に指示する。
成績評価方法
原則として平常点(授業への貢献度)によるが、参加者に応じて学期末レポートを課す。
教科書
なし
参考書
開講時に指示する。
履修上の注意
題目の性格上、積極的な参加が不可欠である。なお、このテクストの講読は2022年度Sセメスターに私的に実施しており、一部を読了している。本授業はその続きだが、昨年度と参加者が重なっても、講読済みの部分について授業で取り上げる予定である。1回目の開講形態はオンライン。 資料や情報は随時ITC-LMSで提供する。