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最終更新日:2026年4月20日
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文化ダイナミクス演習II
「風流」再考
「風流(ふうりゅう/ふりゅう)」は、一般的には「上品で優美な趣のあること」(『日本国語大辞典』小学館)と理解されている。中国由来の言葉で、中国、韓国、日本と、ゆるやかな共通性を有しながらも、それぞれ独自に展開し重要な役割を担ってきた美意識だ。
日本の特徴は、「風流(ふりゅう)」として、中世に民衆の祭礼、芸能の中に入り込み、前近代を通じて、派手で人目を驚かす趣向として、祇園祭のルーツの御霊会や盆踊りのルーツでもある風流囃子物、風流踊などの造り物や仮装として展開していった点にある。
この「風流」のありようを見定めることが最終的な目標だが、今回はその基礎作業として、「風流」の基本文献である、岡崎義恵『日本の芸術思想②風流の思想』上下(1947,1948、岩波書店)を、批判的に講読していく。
なお、中国由来、韓国にもある概念なので、そうした国々での「風流」のありようも視野に入れていきたい。
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