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最終更新日:2026年4月20日
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伝統と創造I
世阿弥以前の「能」を考える
能というと、どうしても、現在能楽堂で上演される芸能を思い描いてしまうが、近世までは現在の倍くらいのスピードで上演されていたと考えられるし、能楽堂という専門の建物ができたのも戦国時代のことで、能を大成した観阿弥・世阿弥の時代には、現在とはかなり違ったスタイルで行われていたと想像される。しかし、そうした「観阿弥・世阿弥以前」に目をこらさない限り、能のルーツであり、観阿弥、世阿弥の時代より200年程度もさかのぼる「翁」や、猿楽を読み解くことはできないだろう。今回は、世阿弥以前の能をテーマに、世阿弥の伝書や、能以前の中世芸能の姿を残すといわれる幸若舞や題目立、各地の「翁」などの民俗芸能も視野に入れながら、世阿弥以前の能が果たしてどのようなものだったのか、一緒に考えてみたい。
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