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最終更新日:2025年4月1日

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言語態基礎論IV

古典籍を中心に、日本の書物史・書物文化史を概観する。
 文学テクストとは、読書の実践を通して初めて具体化する意味作用の過程である(イーグルトン『文学とは何か』)。しかし、書く主体と読む主体との間に書物というモノがテクストの器として存在していることに文学研究者があまり目を向けていないという、かつてロジェ・シャルチエが言った状況は、現在もあまり変わっていないように思われる。そもそも、テクストを分析するにあたって当のテクストがどの書物に依拠し、その書物がいかなる性格のものであり、また諸本の中でいかなる位置にあるのか、といった検討を抜きにしては、分析対象そのものの信頼性が揺らいでしまうことになるだろう。
 そこで本授業では書物史および書物をめぐる文化史を、日本の前近代、特に江戸時代を中心に概観する。そして、最終的には受講生それぞれが自らの研究対象とするテクストを、書誌の記述も含めて書物史の観点から説明できるようになることを目標とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D200-1090S
GAS-LI6D21L1
言語態基礎論IV
青山 英正
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
1書物史を学ぶ意義(受容理論からシャルチエへ)、2国文学研究資料館展示見学、3日本の書物史、4書誌学の基礎、5江戸の本屋について、6読者の研究、7蔵書研究、8~13受講生による報告と討議
授業の方法
 最初に理論的なことを話した後は、出来るだけ日本の古い書物を実際に見たり触ったりしながら「モノ」としての書物についての理解を深めていきたい。  前半で書物史や書誌学を学んだ後は、それを踏まえて受講生各自が一点ないしは数点の書物を任意に選んでそれを書物史・書物文化史の観点から報告し、全員で討議するという形をとりたい。
成績評価方法
授業への参加度20%、発表40%、レポート40%
教科書
特になし。適宜資料をPDFで配付する。
参考書
堀川貴司『書誌学入門 : 古典籍を見る・知る・読む』(勉誠出版、2010) 他にも多数あるが授業中に紹介する。
履修上の注意
前半は、日本の前近代中心に具体的な資料に即した話になるが、受講生は自分の問題に引きつけながら受講してほしい。 また、持参した古典籍を実際に触れる機会も設けるので、受講前に手を洗っておいてほしい。
その他
初回は対面でおこなう。