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最終更新日:2025年4月1日
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言語態基礎論IV
古典籍を中心に、日本の書物史・書物文化史を概観する。
文学テクストとは、読書の実践を通して初めて具体化する意味作用の過程である(イーグルトン『文学とは何か』)。しかし、書く主体と読む主体との間に書物というモノがテクストの器として存在していることに文学研究者があまり目を向けていないという、かつてロジェ・シャルチエが言った状況は、現在もあまり変わっていないように思われる。そもそも、テクストを分析するにあたって当のテクストがどの書物に依拠し、その書物がいかなる性格のものであり、また諸本の中でいかなる位置にあるのか、といった検討を抜きにしては、分析対象そのものの信頼性が揺らいでしまうことになるだろう。
そこで本授業では書物史および書物をめぐる文化史を、日本の前近代、特に江戸時代を中心に概観する。そして、最終的には受講生それぞれが自らの研究対象とするテクストを、書誌の記述も含めて書物史の観点から説明できるようになることを目標とする。
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