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最終更新日:2025年10月17日
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言語態分析演習II
(ポスト)帝国と観光
「観光」という移動の形態は、帝国主義や植民地主義と切り離すことができない。帝国期の日本語文学には世界各地が描かれるが、そうした描写が可能となるのは、それらの地域に到達するためのインフラが整備されていたからである。また、ある光景を観て楽しみ、消費するという行為には、植民地主義的な権力の不均衡が内包されている。帝国日本崩壊後も帝国のインフラは残存し、その上に「戦後」的観光が成立していく。一方、冷戦期において「帝国」は、アメリカ合衆国のネオ帝国主義という形で日本文学に影響を与えた。ロックフェラー財団やフルブライト奨学金などのプログラムを通じて多くの作家がアメリカに関わると同時に、アメリカを「帝国」とみなす「東側」の地政学的認識も日本社会に浸透していった。
本授業では、こうした「帝国と観光」の関係が文学作品にどのように表れるのかに注目しつつ、日本語文学を考察することを目的とする。
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