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最終更新日:2025年4月21日
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テクスト受容論I
森鷗外の『舞姫』ドイツ語訳をFrakturで読む(ドイツ語翻訳研究・上級編)
ベルリンを舞台とした森鷗外の小説『舞姫』(1890年発表)には複数のドイツ語翻訳が存在する。
このうち日本人がドイツ語に訳したものが2点ある。まず宇佐美濃守による1908-1909年のドイツ語雑誌連載、続いて小池堅治による単行本(漱石の『倫敦塔』と一緒、1917)である。後者はドイツ語活字Frakturで印刷されていることにも特徴がある。
本授業では近代文学研究に不可欠なFrakturを読む技術の習得を兼ねて、小池の『舞姫』翻訳を宇佐美およびドイツ人による翻訳などとも比較・検討する。原作の解釈はもちろんのこと、翻訳のもつ問題点や難しさなども議論していく。
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