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最終更新日:2024年4月22日

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表現としての日本語I

北村季吟『万葉拾穂抄』を読む。 Reading KITAMURA-Kigin's Man'yo Shusui-sho, annotations and commentaries of Man'yoshu in the early modern Japan.
北村季吟の『万葉拾穂抄』の版本を読むことを通じてくずし字解読を習得するとともに、中世から近世にかけて『万葉集』がどのように読まれていたのか理解を深められるようになる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D200-0950S
GAS-LI6D05L1
表現としての日本語I
青山 英正
S1 S2
金曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
1『万葉集』の諸本について、2中世から近世にかけての『万葉集』注釈と北村季吟『万葉拾穂抄』の位置づけ、3北村季吟について、4くずし字に慣れる、5一首ずつ読む
授業の方法
上記1~3までは講義中心、4は講義と演習の併用。5以降は受講生が一人一首を担当して発表し、その後ディスカッションをしながら進める。
成績評価方法
授業への参加状況(発表・発言など)50%、レポート50%
教科書
・教科書は無し。プリントを配付する。また、参考にすべき注釈書等は講義の際に随時指示する。
参考書
・近世の『万葉集』注釈については、城﨑陽子『近世国学と万葉集研究』(おうふう、2009年)、大石真由香『近世初期『万葉集』の研究』(和泉書院、2017年)に目を通しておくと良い。 ・くずし字については、児玉幸多編『くずし字用例辞典』、同『くずし字解読辞典』(いずれも東京堂出版)が必携(類似の辞典は多いが、上記のものが定番)。 ・『万葉集』書き入れ本の研究については、青山英正「大東急記念文庫所蔵の城戸千楯書入本『万葉集』について : 荒木田久老説を中心に」(『かがみ』第51号、2021年3月)も参照されたい。 ・書誌学については、中野三敏『江戸の版本』(岩波書店、1995年)、堀川貴司『書誌学入門』(勉誠出版、2010年)が入門編として最適。橋口侯之介『和本入門』『江戸の本屋と本づくり』(いずれも平凡社ライブラリー)にも目を通しておくと理解が深まる。
履修上の注意
くずし字読解の基本を身に付けている者、あるいはくずし字が読解できるようになりたいという高い意欲を持つ者の参加を歓迎する。くずし字を学んだことのない方は、柏書房等からいろいろなテキストが出ているので、レベルに合わせて購入するなどし、事前にある程度身に付いておいてほしい。