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最終更新日:2026年10月16日

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情報記号分析II

デリダのセミネール(1992-1993)「証言する」を読む
デリダは社会科学高等研究院で1991年から2003年まで「責任の問い」の大テーマのもとでセミネールを行ったが、そのなかで、1992-1993年度は、前年度の「応答する〔責任をとる〕――秘密について〔秘密の〕Répondre – du secret」から繋がる形で「証言するTémoigner」をテーマとしていた。「証言témoignage」は客観的「証拠preuve」とは異なり、「証人のための証人はいない」(ツェラン)という状況で自分だけが目撃したことについての言葉として、「秘密」と関わっている。また、そうした言葉は誤りの余地のあるものであるという点で、1997年からのセミネールの主題「偽証parjure」とも関わっている。この時期における「証言」の主題化には、当然ながら、ショアーの問題に対するデリダの応答という意味もある。デリダにおいて、証言は法廷で行われる司法上の行為であるだけでなく、発話するたびに行われる日常的な行為であり、その点で、パフォーマティヴ概念と不可分である。著作としては、ブランショ論『滞留』やツェラン論『シボレート』等々に関係する。このように様々な背景および繋がりを持つ「証言する」セミネールの講義録を読み、思想や文学に関する個々の研究に資することを目指す。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D200-0300A
GAS-LI6B02L1
情報記号分析II
郷原 佳以
A1 A2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
可
開講所属
総合文化研究科
授業計画
授業の趣旨やテクストについてのイントロダクションを行った後、Jacques Derrida, Témoigner – séminaire (1992-1993), Seuil, « Bibliothèque Derrida », 2025の読解を行う。第1回~第10回の講義録(全11回)を読む予定。
授業の方法
イントロダクションの後、第1回講義録から読み始める。第2回以降は、相談のうえ、10ページ程度ずつ担当者を決め、輪読してゆく。担当者はレジュメを用意し、本文の内容だけでなく、関連文献を調べて報告し、疑問点などのコメントを付すこと。
成績評価方法
授業での発表。場合によってはレポートを課す。
履修上の注意
毎週20ページほどのフランス語が読めること。