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最終更新日:2024年4月22日

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言語科学基礎理論演習V

音韻論演習(中・上級者向け)
 この授業は中・上級者向けの音韻論の演習であり,参加者自らが進める研究のオリジナル論文(経過報告)、または音韻理論・実験音韻論に関する最新論文の紹介と論評を,参加者の興味に合わせてハンドアウト形式で発表し合い,互いに議論し合うことで,各自の専門を深めつつ参加者全体の知識を広げることを目標とする。
 具体的には,1)検討の価値のある良質な論文を創出する技法や見極める目を養うこと,2)理論研究・実験研究のねらいや概要についての基本はもとより,多岐に亘る領域の最新の潮流を理解し,参加者の中で共有すること,3)データや分析法を検討することにより,議論の問題点や改善法など応用的な諸問題を追及しつつ,健全な批判精神を養うこと,4)発表の仕方や質疑応答を含む議論の仕方の基本を身に付けること,などを目指す。特に発表者は,論文の主張や議論を固めて咀嚼した上で,批判に耐えるだけの十分なアカウンタビリティーをもって臨まねばならない。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31D200-0150S
GAS-LI6A19S1
言語科学基礎理論演習V
田中 伸一
S1 S2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
開講所属
総合文化研究科
授業計画
 演習(発表)は,博士課程の高学年から修士課程の低学年の順でロールモデルを示しながら進めてゆく。発表テーマは,自身が取り組んできた研究や新たに開拓したい分野など,自由に決めてよい。他者の論文を紹介する場合には,必ず論評を加えるものとする。
授業の方法
 授業は原則として、1回につき発表者1人による発表50分,全体討論30分,連絡事項など予備時間10分の配分で進めることとする。当然ながら,授業の評価は発表や質疑応答の仕方を見ながら,1)~4)の達成度により決められる。
成績評価方法
 評価は,出席や発言など授業への積極性20%,演習(発表)40%,最終課題論文40%として総合的に行なう。「最終課題論文」とは,学期中に進めた研究を総括する完結論文であり,投稿を想定した学術誌の書式に従うものとする。
教科書
 特に用いない。
参考書
 授業時に指示する。
履修上の注意
 音韻論の中・上級者向けの演習であり,履修希望者は「基礎言語理論III:音の体系」または「言語科学基礎概論III」、あるいは「言語理論II」または「言語科学基礎論II」を履修済みで,かつ音韻論の初・中級以上の前提知識を持つものとする。なお、この授業は原則として対面授業だが、***第一回目はオンライン***で行う。