学部前期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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美術論

西洋近現代アート入門
本授業では、西洋を中心とする近現代アートで核となる問いをそれぞれの講義の中でテマティックに扱っていく中で、芸術がいかに近現代の消費社会と関わってきたのかについて理解を深めることを目的とします。近現代アートは、それ以前の芸術との断絶という切り口から理解される傾向にありますが、実のところ、個々の作品にはそれぞれに異なる歴史的背景や同時代背景があり、単一の「歴史」や「意図」で語ることが困難な側面があります。西洋近現代美術の基本的な流れを学びつつも、一つ一つの芸術作品や美術批評を読み解くことを手がかりとしながら、解釈のさまざまな手法を学ぶことが、この授業の目標です。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31829
CAS-GC1A34L1
美術論
松井 裕美
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回:イントロダクション 美術史における客観性と主観性、普遍主義と相対主義 第2回:芸術における「モダニズム」とは何か 第3回:前衛の起源 第4回:作品とイメージの流通 第5回:絵画における装飾と純粋性 第6回:素材の多様性と混成性 第7回:客体性への新たな関心 第8回:美術とジェンダー 第9回:著名性と空虚な記号としての作者 第10回:芸術の大衆性と消費社会 第11回:スペクタクルの社会 第12回:西洋と非西洋 第13回:デジタル時代のアート
授業の方法
教科書にしたがって作品を取り上げつつ、その時代背景や関連作品、前提となる美術史的な基礎知識についても補足説明をします。
成績評価方法
期末レポート
履修上の注意
教科書のレベルは入門書としては高度なので、毎回の授業に出席し、内容の理解を深めるようにしてください。