学部前期課程
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最終更新日:2025年3月17日

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性と身体Ⅱ

トランスジェンダー・スタディーズ
トランスジェンダー・スタディーズは、フェミニズム/クィア理論の流れを一方で汲みながら、トランスジェンダーの人々にとって独自の問題系に取り組み、トランス・アクティヴィズムの歴史を背景に発展してきた分野である。この科目では、トランスジェンダーをめぐる歴史や理論に関する文献購読をメインに授業を進める。担当教員が重要な概念や議論を紹介したうえで、少人数でのディスカッションを行う。
具体的な内容としては、購読の前半では、主にアメリカにおけるトランス医療の発展、フェミニズムとの相克、90年代トランスジェンダー運動の展開を扱う。後半では、日本における性同一性障害医療の進展と性同一性障害特例法の成立をめぐる議論も対象とする。
近年、トランスジェンダーに関する社会的関心がトランスナショナルに高まりを見せる中、日本においてもその性/生を一元的に捉えたり病理化したりする文化的背景のもとで嫌悪や差別が深刻化している。トランスジェンダーの人々が直面する様々な制度的・社会的・文化的な障壁への考察を促しつつ、性別移行に関わる医療と法律のあり方や、フェミニズムとトランスの運動の関係などをめぐり、歴史的背景を踏まえた批判的思考力を身につけることを目的とする。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31822
CAS-GC1A3aL1
性と身体Ⅱ
山田 秀頌
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
初回はイントロダクションを行う。 第二回は用語や背景の解説講義。 第三回目以降は文献購読とする。 購読文献リストは初回に提示する。 授業の前後に15分程度の質疑を設ける。
授業の方法
文献購読を基本とする。 文献を読んできたうえで、クラスでディスカッションを行う。必要に応じて適宜教員から解説を加える。
成績評価方法
授業への参加貢献度:50% 期末レポート:50%
履修上の注意
意図的な差別発言を繰り返す受講者がいた場合、授業への出席を拒否する、あるいは出席したと認めない可能性があるので、注意すること。ただし、論理的な疑問や批判などは積極的に歓迎する。