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最終更新日:2024年4月22日

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学術フロンティア講義 (デジタル空間社会における研究と社会実装最前線)

デジタル空間社会における研究と社会実装最前線
概要:
都市や森林・海洋などの空間を、IoTデバイスや衛星データなどの多様でダイナミックな時空間データに基づき理解することができるようになってきています。本授業では、こうした時空間ビッグデータに関連する分野横断的な学術研究の最先端に触れ、社会を取り巻く課題に対して、データを軸に多角的なアプローチで検討する視点や俯瞰的な思考力を取得することを目的とします。

目的:
複雑化・多様化する社会の諸事象の関係性を様々なデータを用いて分野横断的かつ俯瞰的に捉え、新たな視点での課題解決へのアプローチを導出する力が求められるようになってきます。そのために、本授業では、空間情報を用いて地球環境や都市環境をどのように捉え、また空間をめぐる様々な課題にどのようにアプローチすることができるのかを学びます。都市社会や自然環境の変動、自然災害、農業、経済、公衆衛生など多様な研究領域での最新の研究成果や社会実装の最先端に触れます。空間情報を軸とした具体的なアプローチや解決手法を学び、データ駆動型の思考法や新たな視点を取得することは、今後、環境や都市、社会基盤等の諸問題について自ら問いを立てて、またその問に対するアプローチを考える上で活きることでしょう。

目標:
-- デジタル化など社会を取り巻く変化や、デジタル空間社会実現に向けた可能性、課題や複雑性について理解する
-- さまざまな空間情報を収集し、それらを分析し、問いに対する答えを導くまでのアプローチを理解する
-- デジタル空間社会データの可能性や限界、課題を理解した上で、データに基づいたアプローチに関する問を立てたり、その問に対するアプローチに関する自分の意見や考えを発展させることができる
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31798
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (デジタル空間社会における研究と社会実装最前線)
関本 義秀
S1 S2
水曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
本授業では、デジタル空間社会連携研究機構に所属する研究者がオムニバス講義形式で最先端の研究成果を紹介します。各回では、2名教員による40分程度ずつの講義の後に10分程度ずつ質疑応答やディスカッションを行います。
授業の方法
1. イントロダクション(4/10)  デジタル空間社会連携研究機構長/空間情報科学研究センター長・関本義秀教授  2. 大規模データから探る地球環境とサステイナビリティ(4/17)  大気海洋研究所気候システム研究系・今須良一教授 未来ビジョン研究センター・川崎昭如教授 3. 建物のマルチスケールシミュレーションとそのデジタル化による未来(4/24)  工学系社会基盤学専攻・布施孝志教授  空間情報科学研究センター・吉田 崇紘助教 4. 個人の健康を支える都市計画としてのHealthy citiesとそのデジタル化(5/1)  工学系研究科都市工学専攻・樋野公宏准教授  医学系研究科社会医学専攻・稲田晴彦准教授 5. 海洋環境と地球環境の時空間解析の深化(5/8)  新領域創成科学研究科自然環境学専攻・木村伸吾教授  新領域創成科学研究科自然環境学専攻・小島茂明教授 6. 空間経済学の理論とデータで読み解く経済・産業の実態(5/22)  総合文化研究科広域科学専攻・鎌倉夏来准教授  空間情報科学研究センター・栗栖大輔准教授 7. 災害リスク評価とセキュリティのための地理空間情報の活用(5/29)  空間情報科学研究センター・大津優貴講師  新領域創成科学研究科複雑理工学専攻・横矢直人准教授 8. データを通じた市民参加、行動変容と社会的受容性の深化(6/5)  先端科学技術研究センター・小泉秀樹教授  新領域創成科学研究科社会文化環境学専攻・出口敦教授 9. 文化・歴史分野のデータ処理とデジタルヒューマニティーズ(6/12)  情報学環・渡邉英徳教授  史料編纂所前近代日本史情報国際センター・山田太造准教授 10. 大規模データから探る地球環境とサステイナビリティ(6/19)  新領域創成科学研究科自然環境学専攻・中村和彦講師  情報基盤センター・小林博樹教授 11. センシングと超高速通信技術で切り開く未来(6/26)  生産技術研究所情報・エレクトロニクス系部門・佐藤洋一教授  情報理工学研究科電子情報学専攻・山崎俊彦教授 12. 超大規模次元の計算科学と支える計算機、プラットフォーム技術の世界潮流(7/3)  情報基盤センター・田浦健次朗教授  先端科学技術研究センター生命データサイエンス分野・上田宏生特任講師 13. 交通における理論と最適化および社会を動かすオープンデータ(7/10)  生産技術研究所人間・社会系部門・本間裕大准教授(確定)  先端科学技術研究センター・伊藤恵理教授(確定)
成績評価方法
学生は4回、講義に関する小レポートの提出が求められます(好きなものを4回選んで頂き、感想をA4 1頁以上書く。サマリーではなく、感想ですので御注意ください)。
履修上の注意
特にありません。 なお、8月上旬に行う、学内外の希望者を対象にした空間データ演習(2~3日を想定)@柏キャンパスに出席を希望する場合は優先的に対応します。