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最終更新日:2026年10月16日

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初年次ゼミナール文科

九鬼周造『偶然性の問題』を読む
【共通目標】
 大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。
 「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。

【この授業の目標・概要】
 この授業では、九鬼周造の『偶然性の問題』(1935)をテクストとして、本格的な哲学書の読み方を学ぶ。本ゼミナールでは哲学書を一種の「山」に見立て、その「山登り」のための道具やノウハウを能うかぎり伝えることを試みたい。そのため、授業の序盤にあたる第3回から第5回にかけては、教員およびTAがこの「山」に接近するための具体的な方策をなるべく丁寧に示したいと思う。
 第6回目からは、各章ごとに担当者を決めて『偶然性の問題』を精読する。参加者には割り当てられた課題の遂行と、授業中の発表・討議への積極的な参加が求められる。以上を通じて学術的な調査方法の基礎を身につけることが、本授業の最大の目的である。

【授業形態】文献批評型
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31762
CAS-FC1510S1
初年次ゼミナール文科
星野 太
S1 S2
水曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回・第2回については、PDF版シラバスの「初年次ゼミナール文科」冒頭のページと、UTOLの「初年次ゼミナール文科(総合)」コース(ログイン後の画面の時間割の下に表示)で案内する。初回授業までに必ず確認しておくこと。 ------------------------------- 第03回 個別授業ガイダンス 第04回 教員による講義:九鬼周造の偶然論(1) 第05回 教員による講義:九鬼周造の偶然論(2) 第06回 担当者による発表および討議:序説 第07回 担当者による発表および討議:第1章 定言的偶然 第08回 担当者による発表および討議:第2章 仮説的偶然(前半) 第09回 担当者による発表および討議:第2章 仮説的偶然(後半) 第10回 担当者による発表および討議:第3章 離接的偶然(前半) 第11回 担当者による発表および討議:第3章 離接的偶然(後半) 第12回 担当者による発表および討議:結論 第13回 総括:小論文の執筆にむけて
授業の方法
*全ての授業で小論文が課される。 -------------------------------- 講義、発表、討議、小論文。 発表や討議の司会は基本的に教員が担当するが、おおよその流れが把握できた段階で、可能な範囲で受講生に委ねる(むろん、その場合も教員やTAがサポートする)。また、各回のはじめに前回の内容を振り返るが、その報告についても担当者を決めて行なう。
成績評価方法
出席、報告および議論への貢献等の平常点と小論文とで判断する。 ・授業内での報告および議論への貢献等(30%) ・小論文(70%)
履修上の注意
初年次ゼミナールの授業は20名前後で編成される。同一時間帯に複数の初年次ゼミナールの授業が開講される。各自が参加すべき授業の曜限はクラスごとに指定されており、その範囲で選択をおこなう。 【注意事項】 本授業においては、配布資料の共有等のため、大学から発行されるECCSクラウドメール*****)の使用が必須である。本授業の履修が決定した者は、第3回の授業開始までに準備をしておくこと。参考:https://utelecon.adm.u-tokyo.ac.jp/*****