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最終更新日:2024年4月22日

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学術フロンティア講義 (自由に読み、書き、表現する6 ―コラムランド2022S―)

自由に読み、書き、表現する6 ―コラムランド2022S―
■概要
文章を読んだり書いたりするのは好きですか? 
自分の専門分野以外の文章も、もっと読んだり書いたりしたい。自分が書いたものを誰かに読んでもらいたい。誰かが書いたものを読んでみたい。でも、なかなかそんな機会がない…。この授業は、その機会を提供します。
この授業は、全員参加型の演習形式で行います。みなさんは、毎週提示される「お題」に対して各自で自由に発想をひろげ、文章作品(コラム)としてまとめて投稿してください。授業では、作者名をふせた状態でいくつかのコラムをグループで議論しながらコラムの読みを深め、「作者に突撃してみたいコラム」を決定します。突撃対象のコラムについては、突撃時に作者が誰かわかります(突撃されたくない場合は、作者不明のままでもOKです。授業後に匿名で「問わず語り」ができる場所を用意しています)。
授業のタイトルは「コラム」ですが、作品の文章の種類は何でもありです。詩、俳句、短歌、散文、論説、評論、解説、説明文、日記など、自由にチャレンジしてください。
毎週書くコラムの分量は、A4用紙1枚以内厳守。余白の幅やフォントの種類などは指定しません。用紙いっぱいに書く必要もありません(いっぱいに書けばよいものができるわけではないですよね)。お題について、豊かに発想を膨らませて、じっくり推敲して執筆してください。
グループでの議論・読解やコラムの産出(執筆)では、一般的に文章評価の観点として重視される「文章の内容・構成・表現」を中心に置きつつ、それ以外の観点にも注目してください。読む・書く・議論することに関して、必要に応じてミニ講義も行う予定です。

楽しんで文章を書く。誰かが書いたものを興味深く読む。多様な視点を持ち、他者も自分も尊重しながら積極的に議論に参加する。これらが好きな人をお待ちしています。得意か不得意かは問いません。
この授業が、みなさんの自己表現の練習の舞台になったり、文章を通じて誰かと繋がる場になったりすることを期待しています。

なお担当教員は、文章評価を自身の専門のひとつとしています。

■目的・目標
上記の概要をふまえて、本授業の目的と目標を以下のように設定します。
<目的>
自分と周りの書き手のコラムがよりよいものになるように、建設的な思考・態度をもってコラムの読解・執筆・議論を行うことができる
<目標>
・内容、構成、表現のいずれにも気を配って執筆できる
・自分以外の作者のコラムや、読み・書き・議論の一般的な関連文献を積極的に読む
・班のメンバーの意見を尊重しながら積極的に議論できる
・コラムの自由な感想を「作者へのお手紙」に書ける
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31758
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (自由に読み、書き、表現する6 ―コラムランド2022S―)
椿本 弥生
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回および第2回は、オンラインです。第3回からは対面です(ただし、社会情勢により変更の可能性があります。大学や教員からのお知らせに気をつけていてください)。 ・第1回 オリエンテーション&お試しセッション(コラムランド体験! 以前の授業で提出されたコラムを使います) ・第2回〜第13回 毎回変わるお題に沿って書く・読む・議論する ※参考:これまでのお題一覧 ・2019Aセメスター 「夜」「葉」「たゆたう」「光」「犯人」「季節・したごころ」「成功」「左」「消しゴム」「Q.E.D.」「窓」「悪魔」 ・2020Sセメスター 「声」「雨」「標的」「そよぐ」「凹凸」「手」「エプロン」「紫陽花・AI」「油」「蜘蛛」 ・2020Aセメスター 「目」「ひらく」「むらさき」「化」「六万円」「水・まつり」「うさぎ」「痺」「TOKYO」「ボーダー」「羽・ホーム」「眠り」 ・2021Sセメスター 「髪」「くぐる」「コンビニ」「油断・金魚」「傘」「turn」「味」「化石・靴下」「ベランダ」「さらう」「雷」「誇り」 ・2021Aセメスター 「味」「暇」「むすぶ」「ハンカチ」「いじわる・車窓」「卵」「out」「積み木」「大人」「ぱらぱら」「#」「底」「呼ぶ」
授業の方法
・全員参加型の演習形式です。毎週のお題に対して各自が書いたコラムを匿名の状態で読み、グループで建設的な意見交換を行うことで互いの読みを深めあうことを目指します。 ・90分のうち、グループワークの時間が60分弱を占めます。途中で適宜休憩しながら進めてください。 ・オンライン授業のグループワークでは、音声ONでお願いします。ビデオは常時OFFで結構です。 ・オンライン授業のグループワークでは、Zoomのブレイクアウトルームを使います。班ごとに議論を記録できるGoogle Spreadsheetを用意して、オンラインでもなるべく話したりメモをとったりしやすい環境になるよう工夫しています。 ・対面授業の議論でも、密集を防ぎつつ議論を共有できるよう、Google Spreadsheetを使います。文字入力しやすいデバイス(スマホでもOK。ただしGoogle Spreadsheetのアプリを入れておくこと)を各自持参してください。
成績評価方法
・平常点(授業への関与)・・・50% ・コラム提出・・・50% 上記2点を総合して評価します。評価方法はオリエンテーションで説明します。
履修上の注意
・第1回のオリエンテーション兼お試しセッションに出席し、履修するかどうかを決めてください。 ・毎週のお題の連絡、コラムのPDFファイル、授業資料などの配布のために、Slackというチャットアプリ(無料)を使います。授業をとることにした人は、第1回の授業終了後からなるべく早く各自でSlackに登録して使えるようにしておいてください。登録用のURLは、このシラバスの下方「オンライン授業内容」に掲載します。 ・毎回、グループを組み替えてディスカッション(60分程度)をします。 ・以前履修した人も、再度履修できます。 ・著作権は、その作品の著者に帰属します。著者自身が自分の作品を授業以外で公開することは問題ありませんが、他人の作品を勝手に授業外の場所で公開することのないよう、気をつけてください。 ・授業に提出した作品を、さらにブラッシュアップして外部のコンクールや文学賞などに応募することは、授業としては差し支えありません(むしろどんどん出してください)。ただし、「未発表作品」としてよいかどうかは、個々のコンクール等の規定をよく確認してください。