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最終更新日:2026年10月16日
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初年次ゼミナール文科
教科書を書き換える:高校の日本史教科書を起点に、歴史学の論文を読んでみる
【共通目標】
大学では「問い」の「答え」を探求する前にまず「問い」自体を自分で見つける必要があるという点を理解し、学ぶ姿勢の根本的な転換を目指す。授業を通じて「問い」の立て方、「理論」についての考え方、「研究方法」の設定の仕方、学術資料の収集の仕方、議論の根拠の導き方、論述の組み立て方などのアカデミックスキルに触れ、それらを習得する。また、自分が取り組む「問い」が学術的・社会的に意義のある「問い」であることを主張する必要性を理解する。
「問い」の「答え」を導くに当たって必要な、先行研究の理解とオリジナリティの主張の方法(剽窃の防止を含む)、議論と根拠の関係などといったより基礎的な作法および図書館などの研究リソースの利用方法を、第2回の合同授業で学ぶ。
【この授業の目標・概要】
高等学校の日本史教科書を横に置きながら、歴史学の論文を読む。論文を読む作法を体得し、その成果によって教科書の書き換えに挑む。
歴史教科書というのは、やたら固有名詞が多くて無味乾燥だとの印象を持っている人が多いだろう。そうした面がないとは言わない。しかしそんな教科書も、ひと昔前のものと比べると、内容は変化している。国の施策や社会の変遷によるものものあれば、研究の進展がもたらした変化もある。ただ新たな研究が常にすぐれているとは限らないことから、教科書は新説をすぐさま載せるようなことはない。その意味で、教科書は、国や社会のみならず、研究動向とも一定の緊張関係にあるメディアである。
この授業では、まずはこうした教科書がどのように作られ、どのように変わってきたのかを検討する。次に、そうした教科書を横に置きながら、その記述と関わる歴史学の研究論文を読んでみる。テーマは、授業担当者の専門である日本近現代史を対象とする。そしてその報告を踏まえ、さらに他の論文等を各自で読み進めていくことにより論文を読む作法を身に付けつつ、その成果を教科書の書き換えという形で報告する。
実際の教科書の改訂に活かせるような提案が出てくることを期待している。
【授業形態】ディシプリン型 文献批評型
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