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最終更新日:2024年10月18日
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全学自由研究ゼミナール (企画の研究所 –– こころと社会を動かすコミュニケーション ––) (企画の研究所 –– こころと社会を動かすコミュニケーション ––)
企画の研究所 –– こころと社会を動かすコミュニケーション ––
この講座は、人の気持ちの動かし方を考える研究を行います。
人の気持ちが動くとき、社会は動く。そのスイッチを探していきたい。
こころを動かすコミュニケーションを実践してきた電通のクリエーティブと
東京大学が手を組んで、あたらしい企画の研究所を立ち上げます。
さて。
みなさんが、将来やりたいことは何でしょうか。
社会のためになることをやりたい。 あたらしい体験を生み出したい。
研究で多くの人を救いたい。サービスを立ち上げたい。
人の数だけやりたいことはあるのかもしれません。
これらには共通項があります。
それは、「人のこころを動かす」ということ。
気持ちが動かないと、人は動きません。
サービスを受ける人は何に喜ぶのか。
社会のための行動は、どんな気持ちを動かすべきなのか
(説教くさいと動かなかったりしますよね)。
AIが発達し、人間性への回帰が重視される中、
人の気持ちへの向き合いは、より重要になっていくはず。
私たちは、長年にわたって人の気持ちをさまざまな表現手法で動かしてきました。
映像、言葉、体験、空間、ビジュアルなどジャンルは多岐にわたります。
その中心にあるのが「企画」です。
人の気持ちを考えて、動かすためのアイデアと手段。
それが、「企画」という技能。
たとえば、ゴミ拾いをしようと言っても動かない人でも
「ルールがあるゴミ拾いの競争という企画」にしたら動くかもしれません。
これからの世界において、「企画」はより重要になっていくと考えています。
それは、ビジネスでも表現でも生活でも活きる力になります。
しかし、人の気持ちを動かす「企画」は属人的であまり体系化されていません。
そこで、このプロジェクトでは「企画」にもう一度向き合います。
人の気持ちとは何なのか。どういう時に動くのか。
動かすための表現にはどんな技術があるのか。
映画、漫画、音楽、ファッション、落語、短歌。
人の気持ちを動かすものは何を内包しているのか。
目指すのは、誰もが「企画」を力にする社会。
この無謀なプロジェクトの1期生となるあなたとの出会いを、楽しみにしています。
■進め方について
各回テーマを持ちながらも、大きく4つの力を鍛えていきたいと考えております。
見る力:課題を見つける。表現を見る。世界を見る目の解像度を上げる。
分析する力:伝え方を収集する。人の気持ちが動く瞬間を収集する。類型化して一般的な手法にしていく。
表現する力:人の心を動かす企画をする。それに伴う表現方法を学ぶ。
実践する力:実際のクライアント(予定)を巻き込んで、上記の研究を実践する。
このどれもが、社会人、表現者の基礎体力となるような力となるのは間違いありません。
研究のみならず表現・実践まで落とし込んでいくことが、本授業の醍醐味となるはずです。
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