学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2025年4月1日
授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。
学術フロンティア講義 (UTチャレンジャーズ・ギルドA)
UTチャレンジャーズ・ギルドA
ITの普及と発展により、我々の身の回りには新しい製品やサービスが登場し、時として生活スタイルを大きく変えたり、ビジネスの枠組み自体に大きな影響を与えたりすることがある。購買者や利用者として製品やサービスが提供するメリットを享受することはたやすいが、逆に購買者や利用者を興奮させたり、目を見開かせたりする製品やサービスを創造することは容易ではない。では、購買者や利用者を「これはすごい!」、「これは便利だ」、「これは心地よい」、「これは楽しい」と言わせるモノやサービスを創ってみようではないかというのが本講義の狙いである。
まずは、「作ってみた」「やってみた」というレベルから開始して、最終的には製品やサービスが果たす「社会的なゴール」を意識したレベルのモノづくりに取り組んで欲しいと考えている。従って、講義に参加するにあたっては何にチャレンジしたいのか、具体的な目標を持って臨んでもらいたい。個々の学生諸君の目標に基づき、専門家による指導を受けたり、製造現場を見学に出向いたりしたいと考えている。また、構築したモノやサービスは、完成後、想定される利用者に試用してもらい、利用者の評価を受ける予定である。さらに、本ゼミでは起業を支援した実績があり、起業にチャレンジしたい学生諸君の参加を大いに歓迎する。
※受講人数:10名
※開講場所: 駒場 KOMCEE 3階K301号室
受講を希望する学生は、永綱*****) までメールで申し込みこむこと。(希望者多数の場合には抽選
ガイダンス/ Guidance:
合同ガイダンスが設定される場合(別途周知される予定)にはこれに参加する。
個別ガイダンスは第一回講義の4月8日18:45からオンラインで行う。
ZoomのリンクはUTOLを参照のこと
------------------------------------------------------------
※このゼミは4月8日(火)6限(18:45~)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。
ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。
------------------------------------------------------------
MIMA Search
学術フロンティア講義 (UTチャレンジャーズ・ギルドA)
廣瀬 明
S1
S2
火曜6限
講義使用言語
日本語/英語、日本語/中国語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
講義計画概要
本講義では、初めて講義を履修する者(初回履修者)にはチャレンジしたい内容につき議論し、徹底的に調査をした後に具体的なプランを練り、自身のプロジェクトに着手してもらうことを想定している。
継続履修者については、市場ニーズやテクノロジの変化に柔軟に対応しながら自身のプロジェクトを運営することを期待している。
【初回履修者】
1) ガイダンス、
2) イントロダクション(自身の取り組むプロジェクトについて議論する)
3) ゴールセッティング(ゼミで何に取り組むか、何の実現を目指すのか明確にする)
4) イントロダクトリー・フェーズ:プロジェクトの全体スケジュールの検討
5) イントロダクトリー・フェーズ:プロジェクトのロードマップ提出
6) イントロダクトリー・フェーズ:マーケット・ランドスケープの把握
7) イントロダクトリー・フェーズ:In-Depth Research(1)
8) イントロダクトリー・フェーズ:In-Depth Research(2)
※イントロダクトリー・フェーズでは必要に応じてフィールド・インタビュー
(候補先企業や機関を訪問し、具体的なニーズを把握することが目的)を実施する
9) 中間レビュー:プレゼンテーション&レビュー(参加者全員で相互にレビュー)、
10)セカンド・フェーズ:プロジェクト・スコープの確定
11)セカンド・フェーズ:Minimum Viable Product製作(1)
12)セカンド・フェーズ:Minimum Viable Product製作(2)
13)セカンド・フェーズ:Minimum Viable Product製作(3)
14)レポート&プレゼンテーション: 全体報告会
【継続履修者】
本講義を継続履修する者については、自身が取り組むプロジェクトについて自身でスケジューリングを行い、ロードマップを作成し、それらに基づいてプロジェクトに取り組むことを想定している。教員は伴走支援するが、自由度は高くなる分、評価は厳しくなることを認識頂きたい。
①本郷キャンパスのゼミとの連携:本講義は1年生から博士課程3年までの計9年間、継続的に何らかのモノ作りに取り組むことを想定している。駒場キャンパスで本講義(UTチャレンジャーズ・ギルド)を履修した後、本郷キャンパスでUTイノベーターズ・ギルド(学部生・院生対象)の講義を継続履修することが可能である。また、本講義の履修者で一定の条件(スキルと知識)を満たせば、前述の本郷キャンパスで行われているUTイノベーターズ・ギルドの講義に参加(聴講)することが許可される。本講義の前半では、個々の履修者が取り組みたい製品やサービスの内容とそのゴールを理解した上で、まずは学期間のスケジュールを決定する。
後半では、前半で学習した内容を基に、参加者自身が構築したいと考える製品やサービスを、実際に設計し構築する。まず、各自が構築したいと考える対象の分野と製品やサービスのイメージを、種々の資料や調査をもとに机上での思考実験を含めて考案してもらう。 これを具体的化するための設計に入る 前に、製品やサービスを実際に利用することが想定される組織や個人にインタビューを行うことで、製品やサービスの要求条件を確定していくことが求められる場合がある。次に、こうして確定した要求条件に基づいて、製品やサービスの設計を、構成図、要素間の関係図、フローチャートなども適宜用いて行うことになる。その設計結果の概要 を講義内で発表し相互に討論するが、この際には外部の専門家を招いて評価をしてもらう予定である。この評価に基づいて必要な修正を加えた上で、製品やサービスを構築する。この製品やサービスについて動作試験を行い、必要に応じてバグの修正、変更などを行なう。その上で、可能であれば実際の利用環境において実装して利用性を確認することになる。(なお、この確認は、実際に想定する利用側の都合と時間の制約により決まる。)
最後に利用者による製品やサービスに対する評価を得た上で、その成果を講義内で発表することにより、1サイクルを完了する。
尚、本講義ではビジネスコンテストへの参加やCanSat等のコンテンストへの参加も支援している。また、新しいビジネスを創造したいという気持ちにも応えたいと考えている。分野を問わず大学でチャレンジしたかったことに是非トライしてみてほしい。文系の学生諸君の履修も大いに歓迎する。
○「初回履修者」については
・イントロダクトリー・フェーズ: 市場ニーズやテクノロジの動向を徹底的に調査分析する
・セカンド・フェーズ: 世に価値を問いたい製品やサービスに関するプロジェクトを自身で運営する
○ 「継続履修者」については
自由度、自主性を高くして学生が設計、構築を進めるプロジェクトを運営する。
起業にチャレンジしたい学生には事業計画書の作成から支援をするが、単なる「思いつき」のプラン
では すぐに破綻する。十分に時間をかけて調査・検討したプランを持ち込んで頂きたい。
○ 本講義では、製品やサービスに関する設計内容を、パワーポイントを利用して作成し、外部からの専門家に対してプレゼンテーションを実施し、評価を受けることが求められる。 起業のための事業計画書についても同様である。
○ 製品やサービスを開発した後に、実際に利用者に活用してもらい評価を得た上で、総括するレポートを作成するとともに、利用者を招いてその成果についてプレゼンテーションを実施する。
○ ある程度プログラミングの経験がある学生、或いは具体的な起業のアイデアを持つ学生については、前述の通り本郷で実施する講義を聴講(参加も可)することが許可される。上級生とのコラボレーションを体験できる貴重な機会であり、積極的な参加を推奨する。
ガイダンス、講義、実習、システム構築、事業計画書、プレゼンテーション、発表会への参加。
ガイダンス/ Guidance:
工学部合同ガイダンスが設定される場合(別途周知される予定)にはこれに参加する。
個別ガイダンスは第1回講義の4月8日18:45からオンラインで行う。
ZoomのリンクはUTOLを参照のこと
履修上の注意/Notes on Taking the Course
本講義は文系の学生諸君の参加を大いに歓迎する。また起業を目指すものは事業計画書の作成が必須となることを認識頂きたい。可能であればチームでの履修を推奨する。
教員の永綱は総合商社と外資系リサーチ・コンサルティング企業を経て、現在経産省傘下のJETRO(日本貿易振興機構)からの委嘱を受けて日本企業の海外進出を支援している。学生諸君の起業だけでなく、海外進出を視野に入れた支援が可能である。