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最終更新日:2024年10月18日

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全学自由研究ゼミナール (理系のための法学入門(駒場版)) (理系のための法学入門(駒場版))

理系のための法学入門(駒場版)
【本郷で、学部後期課程・大学院の学生を対象として「理系のための法学入門」という下記のような授業を開講するため、それとほぼ同じ内容の授業を、学部前期課程の学生にも(別のコマに、駒場で)提供しようとするものです。】

理系の皆さんが研究成果を社会実装するときには、法に関する相場観やリテラシーが必要となります。そうした相場観やリテラシーをつかんでいただこうとする講義です。

……というのが、この講義の最も格好良い説明ですが、「理系のための」という修飾には、法について特に何もご存じない方々のための、という意味合いも含まれています。全体の概要、つかみ方、調べ方、などを、基本から講義します。

したがって、文系、そして、法学部・法学政治学研究科の学生であっても、道に迷っている場合や、学び直しをしようという場合など、履修してもらって構いません。

具体的には、
▼自動運転、AIと著作権、iPhoneのアプリ供給ルートの開放、など、理系の学生にとっても関心があるのではないかと思われる話題を導入に使い、その背景にある、民法、著作権法、競争法、などについて、制度の概要や調べ方を説明します。(取り扱う話題や法分野は、変更の可能性があります。)
▼また、並行して、担当教員の専門である競争法の分野での外国当局のプレスリリースなどを定期的に読み、英語の法的表現や国際的な動きを垣間見ます。
▼ゲスト講演も実施する予定です。単に聴講するだけでなく、内容に関する予習もします。欧州におけるロビイング、日本での政策立案、などについて、お話を伺う方向で検討・準備しています。詳しくは4月にお知らせします。

具体的な進め方や成績評価方法は、履修者の人数が3人か40人かによって大きく変わります。期末試験は行いません。日頃からリアクションを寄せてもらい、セメスター終盤に2000字程度の長くない成果エッセイを書いてもらうことになるかと、2024年1月のシラバス執筆時点では考えていますが、詳しくは、様子を見て、4月中にはお知らせします。

得られると期待されるトランスファラブルスキルの例:
・法に関する相場観やリテラシー(思考枠組み)
・基本的な法分野の体系的概要把握の経験
・法情報の調べ方
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31697
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (理系のための法学入門(駒場版)) (理系のための法学入門(駒場版))
白石 忠志
S1 S2
金曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
進行案(2024年1月段階の案) (4月に最新版を示します。その後も、柔軟に変更します。) (以下のいずれの回にも、短い英語読解を入れます。) 01 導入 02 条文の読み方・資料の調べ方 03 民法(自動運転) 04 民法(枠組みと調べ方) 05 著作権法(AI) 06 著作権法(枠組みと調べ方) 07 ゲスト講演1の予習 08 ゲスト講演1 09 ゲスト講演2の予習 10 ゲスト講演2 11 競争法(iPhoneのアプリストアの自由化) 12 競争法(枠組みと調べ方) 13 まとめ講義 (「条文の読み方・資料の調べ方」「ゲスト講演」「まとめ講義」などは、時間外などの変則開催とする可能性がありますが、録画を視聴可能とするなどの配慮をします。)
授業の方法
原則として対面で開講します。第1回が完全オンラインであるほか、一部のコマをオンラインやオンデマンドとする可能性があります。
成績評価方法
「授業の目標、概要」のとおりです。
履修上の注意
「授業の目標、概要」のとおりです。
実務経験と授業科目の関連性
担当教員は研究者教員ですが、東京大学大学院法学政治学研究科・法学部の研究者教員は、実務界と常に接し、意見交換の機会を頻繁に提供され、助言を求められています。そのような経験から得た知見も、研究に生かしています。