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最終更新日:2026年10月16日
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初年次ゼミナール理科
生物の生き様を支える多様な生体分子
生物は分子の集合体です。低分子の化学物質にはじまり、タンパク質などの高分子を経て、細胞・組織・器官といった階層構造を持つ個体が構成されています。生物の営みを理解するためには、このように精緻にオーガナイズされた細胞や組織の内部に存在する無数の生体分子が、どのように機能を果たしているのかを明らかにする必要があります。近年、細胞内代謝の過程で生じる化合物が、単なる代謝経路上の中間体にとどまらず、生理機能の制御に関わることがわかってきました。また、微生物や植物は極めて多様な低分子化合物を生産しますが、それらの生物学的意義については、まだ十分に解明されていないものが数多く存在します。私たち人間を含む生き物は、これらの化合物から良くも悪くも影響を受け、あるいはそれを利用しながら生きています。これら天然化合物が持つ生物活性や、その作用点となるタンパク質との関係性を科学的に解き明かすことで、持続的な次世代農業へとつながる新たな技術開発が可能になると期待されます。
本ゼミナールでは、参加する学生が複数人でグループを作り、前半では動物・植物・微生物が作り出す生体分子に着目し、その関連研究論文を読み解く事で生物を理解するための科学的な考え方を学びます。また、後半においては、農学部で展開されている最先端の研究を紹介し、環境、食糧、健康、農業などから問題・課題を設定、生体分子の機能を利用した解決方法などを提案・プレゼンテーションします。他者にわかりやすいプレゼンテーションを作成するという作業を通じ、科学と社会をつなぐサイエンスコミュニケーションについての理解を深めます。
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