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最終更新日:2025年4月1日

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学術フロンティア講義 (数理工学のすすめ)

数理工学のすすめ
数理工学とは,工学的問題解決のための数理的手法を(必要とあれば新しい概念や原理も)創り出す学問のことです.(http://www.keisu.t.u-tokyo.ac.jp/***** も参照してください.) 本講義では,数理工学において,どのようにして,新しい原理や数理的手法が開発され,発展していったか(発展しつつあるか)について,実例を交えて解説します.とくに,以下の7つの話題を扱います.

[数理工学のすすめガイダンス  + 数値解析入門]
科学・工学で現れる多くの数学的問題は,計算機の助けなしには解けません.「数値解析」は,そのために計算機で数学の問題をどう解くかを考える学問です.この「数値解析」の初歩を学びます.

[公開鍵暗号の安全性証明]
公開鍵暗号の安全性モデルを定義し,代表的な公開鍵暗号方式であるElGamal暗号の安全性を議論します.

[簡潔データ構造]
ビッグデータを圧縮したまま処理するデータ構造について説明する.

[統計的推測の数理]
統計学ではさまざまな数理が現れます.いくつかの例について説明します.

[線形システムの可制御性とその定量評価]
線形システムの可制御性の概念はネットワーク科学と結びつき現在でも盛んに研究されています.本講義では可制御性の定義とその大きさを定量的に評価する方法を紹介し,現代的な話題にも触れたいと思います.

[動的現象のモデリング入門]
自然,人工物,社会には複雑な動的現象が多く存在し,それらを理解・制御するためには数理モデリングと解析が不可欠です.モデリングがどのようになされるか,またどのような解析方法があるのか,いくつかの例を用いて解説します.

[機械学習の数理]
大量のデータから知識を抽出するための機械学習の数理を説明します.

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※このゼミは4月8日(火)6限(18:45~)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。
ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31695
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (数理工学のすすめ)
松尾 宇泰
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
4月11日 松尾 宇泰 数理工学のすすめガイダンス  + 数値解析入門 4月17日,24日 高安敦 公開鍵暗号の安全性証明 5月1日,15日 定兼邦彦 簡潔データ構造 5月22日,29日 駒木文保 統計的推測の数理 6月5日,12日 佐藤一宏 線形システムの可制御性とその定量評価 6月19日,26日 郡宏 動的現象のモデリング入門 7月3日,10日 山西健司 機械学習の数理
授業の方法
講義
成績評価方法
7テーマの講義のうち4テーマについて,講義内容のまとめと感想,自分自身でさらに調べた事,講義中の例題の解などをレポート形式で提出する. 詳しくはUTOLを参照.
履修上の注意
毎回出席を取ります.