学部前期課程
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最終更新日:2024年4月22日

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性と身体Ⅰ

障害(者)に対する認識は、障害学(なかでも障害の社会モデル)の登場とともに大きな転 換を遂げている。この授業では、障害学登場の歴史的意義や到達点を踏まえながら、過去か ら現在に至るまで、社会はどのようにして障害に対する考え方を形作り、いかにして障害者 から生の可能性を剥奪し、そして、健常者中心の社会を作り上げてきたのかを議論する。そ のうえで、現代社会に生じている障害をめぐる解決困難な難問と向き合い、粘り強く思考し ていくことを目的にしている。
障害学の議論の変遷や概念を踏まえた上で、障害者の可能性が剥奪されてきた仕組みを理解し、説明できるようになること。現代社会における障害学的課題を議論できるようになること。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31690
CAS-GC1C28L1
性と身体Ⅰ
野澤 淳史
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
1. 価値と事実は分かれているか 2. 最重要概念「障害の社会モデル」 3. 優生思想の系譜 4. 戦力ならざる者の戦争と経済① 5. 戦力ならざる者の戦争と経済② 6. 公害・環境汚染と障害―水俣病から考える被害と障害の間 7. 環境主義の過激化と障害―肉食主義をどう考えるか 8. “Nothing About Us Without US!” –自立生活という生き方と「わがまま」* 9. 人工呼吸器と障害者の移動の権利 10.障害者スポーツとトランス・ヒューマン-批判的障害学の方向性 11. 障害者差別とフリーク・ショー 12.クィアとクリップ 13. 合理的配慮と能力主義1 障害学生支援と大学教育 14. 合理的配慮と能力主義2 学生(就活生)に求められる資質・能力とルッキズム 15. 障害学のこれからとエイブリズム
授業の方法
講義
成績評価方法
学期末テスト70% 中間レポート30%
履修上の注意
この講義を履修するために必要な予備知識はありません。 ゲストスピーカーを予定しているため、その日程に応じて授業計画が前後する可能性があります。