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最終更新日:2025年4月1日
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全学自由研究ゼミナール (AI時代の親密性——非人間と愛の未来)
AI時代の親密性——非人間と愛の未来
高度なデジタル技術の浸透を背景とする現代社会に特有の親密な関係性のあり方に対し、近年多くの論者が懸念を示している。とくにメディア論やカルチュラルスタディーズ、および広く社会学、社会理論の領域に渡って、デジタル技術を媒介した社会関係の希薄化・資本化を危惧する声が広まっている。ところが、人工知能を活用する技術の導入やデジタル技術のフラットフォームそのものの急激な変化が決定的な影響因子になっていることから、技術論と親密性論が固有の複雑系を形成し、問題の所在を明確化することがきわめて難しくなっている。そこでこの全学自由研究ゼミナールでは、高度なデジタル技術の発展、およびその親密性の領域への浸透に対する漠然とした不安の所在に多角的にアプローチする。とくに、デジタル化する時代への診断に終わることなく、自己と他者をめぐる思想史上の古典的な議論が提起してきた親密性に関する論点を交差させ、今、われわれ自らの手で、どのような親密性を描いていくかについての実践的な議論へ開く。
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全学自由研究ゼミナール (AI時代の親密性——非人間と愛の未来)
板津 木綿子
S1
S2
木曜5限
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
まず、自己と他者についての様々な理論的視座についての導入講義を行う(第2回)。第3回は、受講者と日程調整のうえ、日本科学未来館の企画展示「Mirai can NOW(ミライキャンナウ) 第9弾―AIとえがく? わたしスタイル in 20XX」を見学し、各自AI技術とともに生きる現在・未来像を描いてみる。そののちに、第4回から第8回までは、回ごとに、提示されたキーワードについて異なる立場に立つ2名の論者をとりあげ、その立場の異同を検討し、両者の比較を通して各自の立場を形成する。第9回から第12回までは、グループに分かれ、デジタル技術社会における親密性のあり方を象徴する事例をとりあげ、授業で親しんだ様々な思想史上の考え方を踏まえた分析結果を発表する。グループプレゼンテーションを通じて、古典と現代の社会現象を横断でき、今日的な情景を普遍的な考察に結びつけられる視点を形成することを目指す。
第1回 イントロダクション(オンライン)
第2回 導入講義 自己と他者
第3回 日本科学未来館 見学
第4回 他人と他者・すれ違いと出会い ブーバーとバウマン
第5回 欲求と欲望・依存と愛 ラカンとレヴィナス
第6回 有限と無限・存在と非存在 プラトンとアリストテレス
第7回 人間と機械・二分法とハイブリッド ラトゥールとハラウェイ
第8回 ハイパーリアリティとリアリティ・資本と愛 ボードリヤールとイルーズ
第9~10回 グループプレゼンテーションの準備
第11~12回 グループプレゼンテーション
第13回 ゲストスピーカーによる講義
講義、グループディスカッション、グループプレゼンテーションを組み合わせて進めます。参加希望人数によって進行方法を変更する可能性があります。
議論への参加度(30%)+プレゼンテーション(70%)
授業での使用言語は日本語ですが、英語の文献を参考資料として紹介したり、配布することがあります。毎回の授業後、15分ほどでできる振り返り課題を出題し、授業日当日の23:59までにITC-LMS上で提出することを求めます。