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最終更新日:2025年4月1日

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全学自由研究ゼミナール (作曲・指揮 スペクトラル・コンダクティング、アンサンブル・ソルフェージュ レアリザシオンと生の転倒戦略)

作曲・指揮 スペクトラル・コンダクティング、アンサンブル・ソルフェージュ レアリザシオンと生の転倒戦略
音楽を真剣に扱うことを教授する。東京藝術大学は音楽学部1学年250名のうち卒業直後に音楽で職がある者は片手に満たない。毎年の様に教養学部関係から「このコマは芸術家を育てるのではなく」といった社会の実勢とかけ離れた注記がやってくるが、高校まで関連の基礎のない駒場生全般を対象に、そんなことが出来るわけがない。では「カラオケ発散の楽しみ方」をなぞらせればよいか?といえば、そういうことは一切ない。駒場以降、諸君は何等かの専門で社会に出、一定の責任をもって人生航路を進まれるだろう。そういう折、多様な局面で役に立つことを期待する、プロフェッショナルとしての音楽の向き合い方を実技を含めて教授する。前学期でいえば小中高校生時代からアンサンブルしている芸大院生たちがゲストで参加、フォーレの弦楽四重奏曲を東大生4人、専門人4人 8人のマスターコースでレッスンしたりもした。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31666
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (作曲・指揮 スペクトラル・コンダクティング、アンサンブル・ソルフェージュ レアリザシオンと生の転倒戦略)
伊東 乾
S1 S2
火曜5限
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講義使用言語
日本語、英語、フランス語、ドイツ語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
本学に音楽実技の入試はない。よって履修希望者の粒は揃わない。数年に1人程度、プロでやってゆける人も履修するし(実際本学を中退、藝大に移って職業人になった上級生もある)、楽譜を読めないひとも毎年普通におり、一人も置いてゆかないのが私達担当者の器量と考える。初回2階はWho's whoに用い、履修者の希望と準備を見つつ「作曲」「演奏」「指揮」おのおのについて、可能な演習を準備、実施する。「作曲理論」などは基本扱わないとしてきた=ヤマハなどにゆけば気の利いたエンターテインメントの教室を廉価でやっており、大学で扱うものではないから。ここではもっぱら担当者が創り出したものを教授する。指揮法であればP.ブーレーズと担当者のスペクトラル・コンダクティング・メソッドをIRCAMでのワークショップ同様に教授する。「作曲」はやりたい人が持って来、他の学生と共有する意味があると判断したものについてマスターコースでレッスンする。毎学期室内楽の希望も受付け、先学期はフランクのヴァイオリン・ソナタ、弦楽四重奏曲を藝大院・パリ音楽院修了生などと共に検討した。
授業の方法
実習とレッスン
成績評価方法
参加と実習参加
履修上の注意
まったく楽譜が読めない、楽器が弾けない という履修者が、いつのまにか「交差連弾」でピアノの一声部を担当し、合奏に参加したうえでアンサンブルメイキングの本質を学ぶ といった楽風である。積極的に参加する者を歓迎する。見ているだけでは単位はつかない。失敗を恐れる必要はないので、積極果敢に、ただし音楽に対して誠実、謙虚に向き合う人の履修を勧める。
実務経験と授業科目の関連性
関係ない。 もちろん関係はあるが 教養学部が言う意味での関係は ない。