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最終更新日:2026年10月16日

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初年次ゼミナール理科

原子スケール直接観察とインフォマティクスで解き明かす材料構造と機能
【授業概要】
私たちの身の回りの材料(スマホ、橋、電池、自動車など)は、見た目は同じでも「中のつくり」の違いによって、強さ、しなやかさ、壊れにくさ、電気の通りやすさなどの性質が大きく変わります。近年は3Dプリンター(積層造形)の発展により、設計と製造の考え方そのものが大きく変わりつつあります。たとえば医療では患者ごとに形状を合わせたインプラント、航空宇宙では軽量化のための複雑な内部構造部品、自動車では開発の高速化や機能統合などが進み、「形を作れる」だけでなく材料の内部構造と特性を狙ってつくる重要性が増しています。では、その違いはどこから生まれ、どうすれば“狙った性質”を持つ材料を設計できるのでしょうか。本ゼミでは、材料の「構造」と「機能(特性)」の関係を、最先端解析技術による原子スケールの直接観察材料と材料パラメータを用いたデータ解析(インフォマティクス)という2つのアプローチから学びます。

【授業目標】
・材料の特性を左右する主要なパラメータを知り、階層的な材料の枠組みについて学ぶ。
・電子顕微鏡に基づく原子スケールデータの取得・解析の入口を理解し、構造情報を読み取れる。
・基本的なデータ整理・可視化と簡単な特性予測を体験し、結果を根拠とともに解釈できる。
・班活動で得た知見を図表とともに整理し、短いプレゼンとして発信できる。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31660
CAS-FC1520S1
初年次ゼミナール理科
江草 大佑
S1 S2
火曜1限
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講義使用言語
日本語/英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1週がガイダンス(オンライン)、第2週が共通授業(対面)、 第3- 13週が個別授業で基本的に対面授業となります。 前半では、最先端の電子顕微鏡観察にもとづく原子スケールデータ(像・スペクトル等)の取得と解析の考え方を学び、観察データの可視化・読み取りを体験します。論文調査を通じて、最先端の技術により材料の特性を左右する微視的な状態がどのように観察できるかについて理解を深めます。 後半では金属材料を中心に、強度・延性・硬さなどの材料の性質が、化学組成、結晶構造、材料組織、加工・熱処理条件といった材料パラメータによりどのように変化するかを、講義と演習を通じて理解します。加えて、与えられたデータを整理・可視化し、簡単なモデルを用いて材料の特性を推定する特性予測の体験を行い、「データに基づく説明」の基礎を身につけます。
授業の方法
問題発見、課題抽出、グループディスカッション、プレゼンテーションを中心に授業を進めます。自ら考え、他者と積極的に意見を交えることで、主体的な学びの理解を目指します。適宜、教員と大学院生がアドバイスをします。
成績評価方法
初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。
履修上の注意
学生主体で授業を進めるため、特別な事情等で欠席せざるをえない場合は、事前に必ず教員に連絡してください。 パソコンを利用して文献検索や発表資料作成を行うため、パソコンを持参してください。