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最終更新日:2024年10月18日

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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)

マンガ・メディアの輪郭を問う
マンガは現代日本を代表するポピュラーカルチャーの一つですが、そのジャンルとしての、あるいはメディアとしての輪郭は極めて曖昧です。この授業では、そのようなマンガのあり方を、講義と実践的演習の両面から探究することで、ジャンル概念、メディア概念そのものを問い直す試みを行います。

具体的には、古典的かつ典型的なマンガのイメージ(マンガ家がペンを握って原稿を執筆し、それが編集・印刷された上で流通し、読者はそれを冊子状の本として眺める)から外れた形態のマンガ(ライブ・ドローイング、写真マンガ、ウェブマンガ、美術館の展示物としてのマンガ等々)をいくつか実際に制作・体験してみることで、マンガという大衆芸術とメディアとの関係について検証することを目的とします。受講者の作成物は、授業内で発表やコメントをしてもらう予定です。

あくまでも実践を通して理論的に考えることが狙いですので、これまでのマンガ制作の経験や絵の巧拙は不問とします。

なお、履修希望者が20名を大幅に超えた場合は、初回授業で指示する提出物をもとに人数制限を行う可能性があります。初回のガイダンスには必ず出席するようにして下さい。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31657
CAS-IC2430S1
文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
三輪 健太朗
S1 S2
金曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
マンガのジャンル概念、メディア概念を揺さぶるような境界的実践の探究を、座学とワークを組み合わせて進めます。関連する参考文献を紹介・講読した上で、受講者自身に制作を行ってもらい、発展的な問いや議論を導き出すことを目指します。下記のようないくつかの論点とそれに応じた制作課題を計画していますが、受講者の人数や関心、また進度に応じて変更の可能性もあります。 01 ガイダンス 02 ワーク:「マンガ」のアイコン 03 講義:マンガとは何か 04 ワーク:サイレント・マンガ 05 講義:マンガ家とは何か 06 ワーク:ライブ・パフォーマンス 07 講義:媒体と内容 08 ワーク:新聞マンガ 09 講義:マンガと美術館 10 ワーク:展示プラン 11 講義:現代のマンガ表現について 12 ワーク:メタマンガ 13 まとめ なお、授業時間の補填のため、各回の授業に関連した小課題を提出してもらいます。
授業の方法
講義とワークを組み合わせて進めます。
成績評価方法
授業への積極的な参加と課題等の提出物から総合的に評価します。
履修上の注意
あくまでも実践を通して理論的に考えることが狙いの授業ですので、これまでのマンガ制作の経験や絵の巧拙は不問とします(全然描けないという方でも結構です)。ただし、ワークや課題に欠かさず取り組む積極性は必要です。 なお、履修希望者が20名を大幅に超えた場合は、初回授業で指示する提出物をもとに人数制限を行う可能性がありますので、初回のガイダンスには必ず出席するようにして下さい。