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最終更新日:2024年4月22日

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学術フロンティア講義 (数理工学のすすめ)

数理工学のすすめ
数理工学とは,工学的問題解決のための数理的手法を(必要とあれば新しい概念や原理も)創り出す学問のことです.(http://www.keisu.t.u-tokyo.ac.jp/***** も参照してくだい.) 本講義では,数理工学において,どのようにして,新しい原理や数理的手法が開発され,発展していったか(発展しつつあるか)について,実例を交えて解説します.とくに,以下の7つの話題を扱います.

[数理工学のすすめガイダンス  + 数値解析入門]
科学・工学で現れる多くの数学的問題は,計算機の助けなしには解けません.「数値解析」は,そのために計算機で数学の問題をどう解くかを考える学問です.この「数値解析」の初歩を学びます.

[簡潔データ構造]
ビッグデータを圧縮したまま処理するデータ構造について説明する.

[統計モデリング入門]
データをもとに現象の理解や予測を行うための統計モデリングの考え方について、いくつかの例を用いて解説します。

[可制御性スコア]
可制御性スコアはある凸最適化問題の一意解で,大規模ネットワークの状態ノードの重要度を可制御性の観点から定量化する新概念です.この概念について説明します.

[動的現象のモデリング入門]
自然,人工物,社会には複雑な動的現象が多く存在し,それらを理解・制御するためには数理モデリングと解析が不可欠です.モデリングがどのようになされるか,またどのような解析方法があるのか,いくつかの例を用いて解説します。

[計算幾何学入門]
科学・工学の諸問題に現れる幾何データを計算機上で効率的に取り扱うための理論やアルゴリズムを、いくつかの例を用いて解説します。

[暗号と量子アルゴリズム]
暗号理論の概要と量子アルゴリズムによる影響を踏まえた近年の研究状況を説明し、暗号の安全性と関わりのある量子アルゴリズムの説明を行います。
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  ※このゼミは4月5日(金)6限(18:45~)Zoomで行われる工学部合同説明会への参加を予定しています。
  ZoomのURLは後日UTAS掲示板のお知らせにて周知いたします。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31627
CAS-TC1100L1
学術フロンティア講義 (数理工学のすすめ)
松尾 宇泰
S1 S2
木曜5限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
4月11日 松尾 宇泰 数理工学のすすめガイダンス  + 数値解析入門 4月18日 4月25日 定兼 邦彦 簡潔データ構造 5月2日 5月9日 松田 孟留 統計モデリング入門 5月16日 5月23日 佐藤 一宏 可制御性スコア 6月6日 6月13日 郡 宏 動的現象のモデリング入門 6月20日 6月27日 谷川 眞一 計算幾何学入門 7月4日 7月11日 高安 敦 暗号と量子アルゴリズム
授業の方法
講義
成績評価方法
7テーマの講義のうち4テーマについて,講義内容のまとめと感想,自分自身でさらに調べた事,講義中の例題の解などをレポート形式で提出する. 詳しくはUTOLを参照.
履修上の注意
毎回出席を取ります.