学部前期課程
HOME 学部前期課程 全学自由研究ゼミナール (国際政治の新しい課題)
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

全学自由研究ゼミナール (国際政治の新しい課題)

国際政治の新しい課題
現代の国際政治は伝統的な国家間関係だけでは説明できない。一方ではアメリカの超大国としての地位が衰退し、中国の台頭やロシアなどの地域大国の影響力が増しているが、他方で、世界は自由貿易を基調とした、グローバル市場の統合が進み、高度に相互依存関係にある。こうした中で国際政治を学ぶ上で必要なコンセプトをきちんと理解し、その上で国際政治の現状を理解するための基礎となる知識と解釈を身につけることを目的とする。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31626
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (国際政治の新しい課題)
鈴木 一人
S1 S2
月曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
ゼミでは、田所昌幸・相良祥之『国際政治経済学』名古屋大学出版会を教科書として使う。 本書は6章立てであるため、各章を2回に分けて報告してもらう。 第1章 政治、経済、国際関係      1 国際政治経済学とは何を検討する学問なのか      2 経済と経済学      3 政治と政治学      4 富と権力の交錯      5 グローバル市場と国民国家      6 国際政治経済を見る3つの視角 第2章 国際政治経済の史的概観      1 グローバル政治経済システムの登場と西洋近代      2 自由貿易の展開とイギリス      3 戦間期の国際経済秩序の混乱      4 パックス・アメリカーナの国際経済秩序      5 冷戦の終わりとグローバル化      6 グローバル化の夢と挫折 第3章 市場経済とその限界      1 経済的繁栄の条件      2 国際自由主義の論理      3 自由主義の限界      4 国際自由主義の条件 —— 覇権、理念、制度      5 国際貿易制度の変遷      6 国際通貨の制度 第4章 権力闘争の経済学      1 富と権力      2 経済的関与      3 経済援助      4 経済制裁      5 経済安全保障      6 武器生産と移転 第5章 社会構造と経済      1 搾取と支配の政治経済学の原型      2 開発論の展開      3 生態論      4 技術革新      5 脱工業社会      6 文化と経済発展 第6章 激化する大国間競争下のグローバル化      1 グローバル化の新局面      2 国際人口移動の政治経済学      3 安全保障貿易管理と感染症      4 グローバル・ガバナンス      5 地経学と新興技術      6 新興経済大国の国際秩序観
授業の方法
国際政治の基本的な文献を踏まえながら、ゼミ形式で議論を進めていく。教科書として田所・相良『国際政治経済学』を用いるが、教科書はあくまでも基礎知識を共有するためのものであり、参加者は担当する章の中で、自ら問題を設定し、その問題に関する「調査」「研究」を行うことが求められる。そのため、参加者は教科書を必ず通読し、その上で、自らが興味を持つテーマを取り上げ、それに関するリサーチを行い、それをゼミで発表して議論する。
成績評価方法
授業での発表と議論:50% 期末レポート:50%
履修上の注意
本講義の受講生は教科書を入手し、準備しておくこと 第一回目のイントロダクションにおいて、報告担当者を決め、どのような研究テーマを報告するかを設定するので、ゼミに参加する前に、自分が希望する研究テーマをおおむね決めておくこと(若干の変更は認める) ゼミは対面で行うが、感染状況によってはオンラインにシフトする場合もあり、また、感染者が出た場合はハイブリッド形式などで対応する。
実務経験と授業科目の関連性
担当教員は実務家教員ではないが、国連安全保障理事会イラン制裁専門家パネルの委員としての実務経験があり、また外務省、内閣府、経産省等の政府委員会の職務もあるので、単にアカデミックな国際政治だけでなく、現実の国際政治と向き合う際に、アカデミックな知識と分析能力がいかに不可欠なものかを身をもって体験している。そうした実務経験をゼミの中でも伝えていきたい。