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最終更新日:2024年4月22日

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全学自由研究ゼミナール (Medical Biology入門)

Medical Biology入門
Medical Biology入門:生命現象から病気の治療へ 多様な医学研究

当講義は、文系理系を問わず全科類の学生に向けて、医学部の教員によって行われる講義である。本学医学部では、「解明されていないこと、解決法が求められていることに対して新しい医学を発信する」、すなわち広い意味で医学研究を推進する人材の育成を目指している。本講義はその一環として行われる。
近年、人工知能やIoTを用いた病気の予知、iPS細胞による病態解明、免疫チェックポイント阻害剤を用いたがん治療やロボットを用いた精確な手術など、医学研究の発展とそれに向けられた興味は学際的で多岐にわたる。実はそれらの情報の背後には長年にわたる地道な基礎研究の積み重ねがあるが、そこに携わる研究者から直接研究についての考え方やより深い背景を学ぶ機会は驚くほど限られている。高校まではこうした最先端の医学研究を研究者自身が深く紹介するカリキュラムはほとんどなかったのではないだろうか。そこで将来多方面で活躍するだろう本学のみなさんに、この大学の医学系研究科で行われているこれらの研究活動についてなじみを持ってもらいたいと考え、本講義を企画した。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31614
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (Medical Biology入門)
尾藤 晴彦
S1 S2
火曜5限
マイリストに追加
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
31863
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (Medical Biology入門)
尾藤 晴彦
S1 S2
火曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
2020年の講師陣と内容は以下を予定している。 4月7日(火) 尾藤晴彦(神経生化学)(トライアル講義) 「ガイダンス」+「長期記憶の分子シグナリング」 4月14日(火) 岩坪 威(神経病理学)(トライアル講義) 「アルツハイマー病を克服する」 4月21日(火) 狩野 方伸/渡邊 貴樹(神経生理学) 「柔らかい脳のしくみ」 4月28日(火) 山内 敏正(糖尿病・代謝内科学) 「糖尿病の成因と研究」 5月12日(火) MD研究者育成プログラム室 「研究医の育成を目指す東京大学医学部」 5月19日(火) Radostin Danev(先端構造学) 「Structural Methods in Biology」 5月26日(火) 牛久 哲男(人体病理学・病理診断学) 「病理診断学入門」 6月9日(火) 田中 栄/武冨 修治(整形外科学) 「運動器の医学・スポーツ医学」 6月16日(火) 脇 嘉代(医療情報学) 「IoTとモバイル医療」 6月23日(火) 瀬戸 泰之(消化管外科学) 「ロボット手術 up to date」 6月30日(火) 宮園 浩平(分子病理学) 「がんの生物学」 7月7日(火) 鄭 雄一/北條 宏徳(臨床医工学) 「骨軟骨の再生医学」 7月14日(火) 宮﨑 徹(分子病態医科学) 「身体のゴミ掃除による新しい疾患治療」 上記のように、本講義の講師は、本学大学院医学研究科において、基礎・臨床を問わず、最先端の研究に携わる研究者たちである。様々な医学領域の多様な研究者が週ごとに分担して、医学におけるどのような問題に立ち向かっているのか、何に魅力を感じて研究世界に入り、活動を続けているか、何が明らかにされつつあるのか、を語る予定である。
授業の方法
授業の形式としては105分を前半後半に分けて2部構成で行い、間に質疑応答を挟むスタイルで行う予定である。 授業には、教授クラスの教員による授業(その研究領域のサマリーと各研究室の活動内容)、若手によるプレゼンテーション(実際に手を動かして実験を行っている人や研究を始めた人の生の声の紹介)を混ぜ、その領域の権威から、皆さんにも年齢も近く実際の活動を担っている人たちの経験まで共有して頂こうと思う。
成績評価方法
本授業は出席と提出するアンケートの記入内容で成績評価を行う。ただし、第1,2週はトライアル講義で、成績評価の対象としない。
履修上の注意
本講義では背景知識を必要としない前提で準備する。 なお、第1,2週はトライアル講義で、成績評価の対象としない。