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最終更新日:2024年4月22日

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全学体験ゼミナール (オープンガバナンスによる市民参加型社会の体験(川崎市宮前区))

オープンガバナンスによる市民参加型社会の体験(川崎市宮前区)
 これまで公共サービスの企画や提供は、一部のボランティア活動を除いてはほとんど行政が担い、大多数の市民は専らサービスの受益者と受け止められることが多かった。しかし、デジタル社会の到来で、多くの市民が行政の提供する情報(データと知識)の社会的な共有を通じて公共サービスに係る課題の発見、構想の提言と具体化、さらにはその実施に直接関わるムーブメントが萌芽しつつある。言い換えれば、市民が主体的に公共サービスの提案から提供までの一連のプロセスに積極的に関わり、行政はそのプラットフォームとなっていく市民参加型社会=オープンガバナンスの実現を可能とする、民主主義の新たな展開である。この展開は、市民にとっては働き方改革の次に到来する生き方改革(ワークライフソーシャルバランス)につながり、行政にとっては公共サービスのco-creationの舞台回し役への変革につながる。
 このようなオープンガバナンスは、米EUをはじめとして世界各国で模索が始まっているが、まだスタートしたばかりの発展途上にあり、我が国でも、今後、若い世代の斬新なアイデアによる取組みが強く求められる。
 この体験学習では川崎市宮前区を取り上げ、現地訪問により地域課題を解決するための様々な取り組みを体験する一方、若者から高齢者までの区民と行政の新たな連携についての宮前区職員との意見交換などを踏まえて、これからの地域住民と行政の関係の具体的な新しい在り方を学生によるワークショップを実践しながら企画し、最終的に現地にて発表する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31602
CAS-TC1300Z1
全学体験ゼミナール (オープンガバナンスによる市民参加型社会の体験(川崎市宮前区))
宇野 重規
S1 S2
金曜4限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
ガイダンス(オープンガバナンス、授業の狙いと計画、宮前区の概況) 以後、2〜3回宮前区の現地見学 「民主主義と地域社会」についての講義 宮前区のデータ分析 学生による課題の選択とグループ形成 アイデア企画書提案づくり アイデア企画書現地発表準備 アイデア企画書発表(宮前区を訪問して現地発表)
授業の方法
区職員や区民らとの現地交流、学生グループによるワークショップの実践などの参加型学習を積極的に取り入れる。
成績評価方法
学習過程における参加度と理解度(毎回の出席と何回かテーマを決めて執筆する各自の小レポート)。
履修上の注意
授業に関する問合せ等がある場合には、宇野教授の学内アドレス宛てにメールで送って下さい。 uno@iss.u-tokyo.ac.jp