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最終更新日:2024年10月18日
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文理融合ゼミナール(メディアと芸術)
zoomusic/ZOOM音楽
Zoomでしか演奏・視聴できない音楽パフォーマンスを構想・制作・実演します。
現在のコロナ禍においてZoomなどのオンライン・メディアを使ったさまざまなコンサートが行なわれていますが、そのほとんどがこれまでと同じような音楽の再生・再現を目指すもので、メディア環境の変化を積極的に捉えてそこから新しい音楽のかたちを模索する試みはあまり見当たりません。しかしこのような主要メディアの変化は、音楽の制作から演奏、そして視聴の方法全体に再考を促し、これまでとは異なる音楽を異なる仕方で創造するチャンスでもあります。
そのためには、普段何気なくオンライン授業で使っているZoomというメディア(=楽器)の特性を様々な角度から分析することが必要ですが、これまでさまざまなメディア=楽器の特性を問題化してきた実験音楽の歴史を振り返ることも役に立つでしょう。このようにして「実験音楽」を真面目にお勉強するのではなく、自分たちが現在取り組んでいる具体的な問題に引きつけて実践的に把握した上で、じっさいに実験を繰り広げることで、「(実験)音楽」と呼ばれてきた営みじたいを問い直すことを目的とします。
*今セメスターと重なる時期に、中井/No Collectiveがヴァージニア大学作曲科コースのヴァーチャル・レジデンシー・アンサンブルとして、同じくZoomに特化した音楽をテーマとする共同制作を行なうため、そちらの作曲家たちとの交流/ゲスト・レクチャーも予定しています。また年末には、東京現音計画というアンサンブルに招かれて、東京でzoom音楽のコンサートを企画することになっていますので、そちらの公演にもつながる作品が出てくるといいと思っています。
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