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最終更新日:2024年10月1日

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文理融合ゼミナール(身体と芸術)

平和の俳句とソニマージュ・・・駒場から創出へ
かつて俳句の金子兜太、アニメーションの高畑勲両氏と、こういう事が出来たらいいと話した、ジャンルを越えて本質的に「ものを創る」ことを直視するゼミナールとして開講する。2021年度は、かつて担当者も参加した蓮実重彦氏の映画ゼミ、見田宗介氏の自我論・間身体論ゼミの形式を参考とする取り組みも行った(例えばアンドレイ・タルコフスキー監督「ストーカー」 山中貞雄監督「丹下左膳余話 百万両の壺」など古典的な作品の、創り手の観点からのマイクロ・アナリシスなど)。学期末に何等かの音響動画ドキュメント(ソニマージュ=son(音)+image(映像)作品の世界公開をひとまずの成果物として位置づけ、必要に応じてTAが技術的なサポートも行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31586
CAS-IC2420S1
文理融合ゼミナール(身体と芸術)
伊東 乾
S1 S2
火曜6限
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講義使用言語
日本語、英語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
初回(ならびに人数によっては2回目)はZOOMでオリエンテーションを行うが、参加希望者の志望動機などを個別に訊ねる。本コースと合っていないと思う場合は、はっきりそれと伝える場合がある。スマートフォンなど身近な機器を用いて実際に音声動画を構想立案、収録、編集、コンテンツを世界公開という流れで、2021年度は期末試験後に最終成果物の提出を遅らせたケースがあった。
授業の方法
各人の動機を大切に、ゼミナールを通じてコンテンツを構想立案、試し撮りや体験編集などを、先人の重要な作例(グリフィス、チャップリン、エイゼンシュタインからゴダール、タルコフスキー、内外の現存作家をZOOMなどでゲストに招きディスカッションを行うケースもあった)を参照しつつ検討しながら進める。形式は柔軟に考えており、4コママンガを動画化した学生もある。  
成績評価方法
実習参加と最終課題提出。
履修上の注意
担当者は職業音楽家で、かつてはNHKのニューステーマ https://www.youtube.com/***** など普通の音楽も手掛けていた。21世紀初頭までは柴田元幸さんたちに協力して駒場必修English 1 にも私の音楽を提供していた。映像=音声動画の専門人はラボ・スタッフに在籍している。また、日本の古典を愛するものだが、私自身は上野千鶴子のように俳人ではない。しかし2005年に開高健賞を得て以降、職業原稿はコンスタントに出稿している(参考書参照)。このような具合で、本コースは特定分野の藝術のプロを育てるものでは一切ないが(そんな準備のある履修者はまずいない)一線の仕事が求める審級がどのようなものかは、分かるように実施している。 また、芸大生や文理融合系として採用された文系理系双方出身の大学院生などと合同で行う可能性がある。初回2回は上記ZOOMを用いてオリエンテーションを行うので https://zoom.us/***** にアクセスされたい。