学部前期課程
HOME 学部前期課程 海の恵みの科学
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2026年10月16日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

海の恵みの科学

海洋の物質循環・生物多様性・資源利用を通して海の恵みの持続性を考える
 海は、人類に食用魚介類に代表される生物資源、医薬品開発に資する生化学物質、化学・工業原料、エネルギー資源を与えるだけでなく、気候調節、炭素吸収、物質循環といった地球環境の安定性を支える重要な役割を通じ、人類が享受するあらゆる「恵み」の基盤となっている。海はまた、文化・芸術・スポーツ・観光など多様な文化的活動の舞台としても不可欠であり、物質的な価値のみならず、人類の文化的営みにも豊かな「恵み」をもたらしている。
 しかし現在、海の持つ機能は過剰漁獲、海洋汚染、沿岸開発、気候変動などの人為的圧力に脅かされており、その無尽蔵とも思われた「恵み」は危機に瀕している。このような背景のもと、海の豊かさを将来世代も享受し続けるために、SDGsには「14. 海の豊かさを守ろう」が人類共通の目標として掲げられている。
 そこで本講義では、海が生み出す多様な「恵み」を「生態系サービス」という観点から捉え、(1)水圏環境および生態系における物質循環と生物生産、(2)海洋生物の多様性と機能、(3)食料・生化学資源・遺伝資源・工業素材・文化的サービスとしての海洋生物の有効利用、(4)持続的利用のための資源管理や海洋保全の考え方について、最新の研究動向を含めて学ぶ。これらの学びを通じて、人類社会を支える海の豊かさを未来にわたり享受し続けるための視点と基礎的知見を養うことを目標とする。
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31578
CAS-GC1Db7L1
海の恵みの科学
伊藤 直樹
S1 S2
金曜5限
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1回 ガイダンス(伊藤) 第2-4回 水圏環境、海洋の基礎生産、プランクトン、物質循環(高橋) 第5-7回 水圏生物群集の動態、海洋生物資源の持続的利用(黒木) 第8-10回 水圏生物の増養殖、生態系の保全(伊藤) 第11-13回 食料資源・生化学資源・エネルギー資源・遺伝資源としての水圏生物(木下)
授業の方法
原則対面で講義を行う (第1回の授業のみオンラインで実施)
成績評価方法
出席状況および講義終了後に出される期末レポートの内容をもとに評価する。
履修上の注意
生物学ならびに化学を中心とした講義である。高校レベルの生物学あるいは化学の知識を有していることが望ましい。 初回講義(ガイダンス)はオンラインで実施する。
実務経験と授業科目の関連性
水産研究所等に勤務経験のある教員が現場における水産資源管理、海洋環境調査の経験に基づいて、食糧生産、資源管理のあり方について講義を行う。