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最終更新日:2026年10月16日
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全学自由研究ゼミナール (地球医のすすめ:タネ蒔く農学部有志)
地球医のすすめ:タネ蒔く農学部有志
皆さん、これから人類はどのように地球上で生きていったら良いと思いますか?本講義は、そんな疑問を持った学生の皆さんと一緒に、農学の観点から地球の未来を考えることを目標としています。
『農学』とは、有限な資源を前提として、人類の安定した生存と心地よい生活に貢献する「実学」です。生物が生息している空間は、すべて農学がカバーすべき学問領域であり、分子、細胞、組織、個体レベルは言うまでもなく生態系、そして地球レベルに至るまでが、研究対象となっています。農学では、自然科学だけではなく、社会・経済学、そして人文学の手法も動員して、総合科学的に問題を捉える必要があります。
人類は誕生以来,微生物,植物や動物,鉱物など,地球上のあらゆる「もの」を利用して生きてきました。この活動は人類の生活を豊かにすると同時に,経済価値を優先した産業開発が,私たちのかけがえのない地球に大きなダメージを与えてきたことは、皆が認めるところだと思います。この危機に行政的には、生物多様性の観点から「愛知目標」や「科学と政策の統合(IPBES)」、人間活動の観点から「持続可能な開発目標(SDGs)」などが設定されました。人類の衣食住を多方面から支えてきた学問領域『農学』においても,持続可能で環境調和型の科学技術の確立が喫緊の課題となっています。そういう意味では、ヒトを含めた生物の共存共生のため、地球上の生物資源を利用することで起こした問題を俯瞰的に洗い出して,総合科学の力で解決していくことが、「農学」の使命といえます。こういう観点から、農学部では、100年後の地球を考える、One Earth Guardians育成プログラムを推進しています。
農学部は多くの専修や専攻、附属施設から構成されています。この講義は、農学部の広報室メンバーの教員を中心に、農学部教員の有志が担当します。本講義では、生物の共存共生に今後我々人類が何をしていくべきかを抽出した後、いろいろな専修・専攻・附属施設の教員が、それぞれの課題の解決法につながるような農学領域の情報を提供し、これを基に出席者が農学を通じて地球のために何ができるかを考え、議論、解決法を提案することを最終ゴールとしています。
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全学自由研究ゼミナール (地球医のすすめ:タネ蒔く農学部有志)
潮 秀樹
S1
S2
金曜2限
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
本講義は、農学の観点から、ヒトが生物の共存共生のためにできる課題を抽出した後、この答えのない課題解決に参考となる話題を、各回の講義で取り上げる切り口から教員が提供します。コースの後半では、これらの情報をもとに、グループワークで、最初に抽出した課題について、地球のために農学をどのように活かすかを考え、議論し、最終的に解決法を提案します。具体的な内容は、以下のようなものを予定しています。
第1回(4月10日)ガイダンスおよびイントロダクション:農学とは何か?農学部は何を目指しているのか?ヒトを含めた生物の共存共生のために必要な課題の抽出(担当:高伸、潮)
第2回(4月17日)微生物・植物・動物を対象とした農学研究からの話題提供1(担当:福田、樋口)
第3回(4月24日)微生物・植物・動物を対象とした農学研究からの話題提供2(担当:関澤、田中)
第4回(5月1日)水圏・森林に関する農学研究からの話題提供(担当:潮、吉岡)
第5回(5月8日)環境整備・環境保全・生物多様性に関する農学研究からの話題提供(担当:乃田、橋本)
第6回(5月15日)農学領域における社会・経済学と国際活動からの話題提供(担当:加藤、万木)
第7回(5月22日)農学における情報科学からの話題提供(担当:細井、岩田)
第8回(5月29日)衣医食住に関する農学研究からの話題提供(担当:永田、五十嵐)
第9回(6月5日)農学領域の現場からの話題提供(担当:林、井出)
第10回(6月12日)現状と課題を整理する、課題解決法を案出する1(グループワーク+OEGs育成プログラム履修生?)
第11回(6月19日)課題解決法の実現方法を考える2(グループワーク+OEGs育成プログラム履修生?)
第12回(6月26日)課題解決法の実現方法を考える3(グループワーク)
第13回(7月3日)グループワークのプレゼンテーション、コンクルージョン:農学は地球に何をすべきか?(担当:高伸、潮)
なお、担当教員は現時点での予定で、教員の都合によって順番や発表者などが、変更することがあります。
active learning型の講義
一回目の講義はzoomで行います。(ZoomのURLはUTOL「オンライン授業情報」欄を参照。)
資料の配布や意見交換などは、Google Classroomを利用します。クラスに参加してください。(詳細はUTOLを確認してください。)
学生、教員、本コースに参加する皆が一緒になって、農学で地球のために何ができるかを考え、提案する講義です。座学というより、参加型の講義形態(Active learning)を目指します。本当のところ農学が何をしているかがわからない皆さん、本当に農学を知りたい皆さん、そして農学に大きな期待を持っている皆さんの参加を期待しています。本年度が、コース開設4年度になりますが、一緒に講義を作っていってくれる気概のある皆さんが参加していただけると嬉しいです。昨年度は、Aタームに、農学入門として開講しました。その記事が、農学部の広報誌「弥生」に出ています。https://www.a.u-tokyo.ac.jp/***** 目を通してみてください。