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最終更新日:2024年4月22日

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初年次ゼミナール理科

アリの巣で体験する自己組織化現象
授業の目的:
・英語原著論文の基本的な構成を知り、そこから有益な情報を抽出するための基本的技術を習得する。
・実習を通して、コミュニケーションツールとしての発表スライドの構成方法を習得する。
・アリの観察を契機に、身近な生物多様性の重要性への意識を涵養する。

授業の概要:
アリは群れで生活する「社会性昆虫」の一種である。群れとしての行動によって、アリは一個体では実現しえないような大規模な構造(巣や行列など)を実現することができる。構造が生成するメカニズムは、生物学における「自己組織化」現象の典型例として研究が進められてきた。
本授業においては、アリの社会が示す興味深い群れ現象を報告した英語原著論文を読解するところから始め、野外で採取した実際のアリを用いて群れ現象を測定することを試みる。グループワークの成果のプレゼンテーションを行うことで、効果的なスライド構成方法についても学ぶ。視点の異なる他受講生との活発な議論を希望する。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31561
CAS-FC1520S1
初年次ゼミナール理科
土畑 重人
S1 S2
火曜3限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
第1週:ガイダンス 第2週:共通授業(対面によるグループワーク) ※第3週以降は以下の流れを予定していますが、受講者の関心に応じて変更の可能性もあります。 第3週:自然観察(駒場Iキャンパスにて,雨天順延) 第4週:基本知識の講義・学生自己紹介(履修動機等)・班分け 第5週:グループワーク(テーマ選択・論文読解) 第6週:(課題設定・論文探索) 第7週:(発表資料作成) 第8週:(設定課題発表・ディスカッション) 第9週:グループワーク(研究デザイン考案・資料探索) 第10週:(検証実験・資料探索) 第11週:(検証実験・資料探索) 第12週:(発表資料作成) 第13週:成果発表(授業総括・達成度調査・授業評価アンケート)
授業の方法
基本知識の講義:社会性昆虫に関する基本的知識を共有する。併せて野外でのアリの生態を観察する。 グループワーク1:社会性昆虫の興味深い行動に関する英文課題論文をグループ内で読解し、内容をパワーポイントでまとめて発表、受講生の間でディスカッションする。 グループワーク2:グループワーク1を踏まえて、各グループごとに次に取り組むべき研究内容を考案し発表する。
成績評価方法
初年次ゼミナール理科の評価方法によって評価します。受講生の主体的な参画を望みます。
履修上の注意
学生主体で授業を進めるため、特別な事情等で欠席せざるをえない場合は、事前に必ず教員に連絡してください。