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最終更新日:2024年4月22日

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全学体験ゼミナール (図書館・文書館・博物館の裏側に迫る:制度・経営・資料の保存の実際)

図書館・文書館・博物館の裏側に迫る:制度・経営・資料の保存の実際
図書館・文書館・博物館は大学での学習や研究になくてはならない施設であるとともに、過去から受け継いだ人類の知的営為により生まれた資料類を未来へと繋ぐ架け橋としての社会的使命をもった施設でもある。この授業では図書館・文書館・博物館の裏側を実体験することで、これらを下支えする制度・経営のしくみや、現場での資料保存の実態を知り、デジタル全盛の時代に現物資料を保存する意味や重要性を理解し、これらの施設を大学生活や社会の中でどのように活用すべきかを学ぶ。
この目標を実現するために、この授業では(1)講義、(2)学内外の図書館・文書館・博物館のバックヤード見学、(3)体験実習を組み合わせて行う。
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時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31553
CAS-TC1300Z1
全学体験ゼミナール (図書館・文書館・博物館の裏側に迫る:制度・経営・資料の保存の実際)
石原 俊時
S1 S2
火曜2限
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講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
YES
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
このゼミナールは第1回目(ガイダンス)、第2~3回目(概説講義)はオンラインで実施し、第4回目以降は本郷キャンパス(経済学研究科学術交流棟2階・小島コンファレンスルーム)での体験・実習型授業や、本郷キャンパス内および学外の関連施設の見学を中心とする。第4回目以降は授業の前後に移動が伴うことを考慮の上で履修登録されたい。 ・講義は見学や実習に先立って基礎知識を教授するもので、海外も含めた図書館・文書館・博物館での具体的事例を踏まえつつ論点を深めてゆく。 ・見学は学内施設を中心とするが、1~2回程度学外の施設の訪問も予定している。また人文社会系だけではなく自然科学系の同種の施設についても見学を予定している。収蔵設備などのバックヤードや資料保存のための施設・設備など図書館・文書館・博物館を支える裏側を見学・体験する。 ・実習は資料保存に関する実際の作業体験を伴うものであり、具体的な内容は履修者数を考慮して決定する。
授業の方法
授業は経済学部資料室所属の教員が中心となって実施する。 見学や実習は経済学部資料室の複数教員で担当し、参加人数や内容、実施する空間の大きさなどによって、複数チームに分けて行う。 経済学部資料室は図書館組織ではあるものの教員が配置され、社会経済に関わる歴史資料などの収集・整理・保存・公開と関連の基礎研究を行っている組織である。この授業は経済学部資料室における諸活動を踏まえるものであるが、そこで不足する部分は学内外の諸機関・諸施設の見学を通じて補い、図書館・文書館・博物館の全体がわかるように工夫している。
成績評価方法
出席とレポートにより評価する
履修上の注意
・経済学部資料室の施設・設備・資料を踏まえているので授業の場所は本郷キャンパスが中心となる。 ・現物資料を取り扱ったり、収蔵設備等に見学で立ち入る場合は必ず教員や補助者の指示に従うこと。 ・新型コロナウイルス感染症の影響により、対面での見学や実習が不可能になった場合は、オンライン中継による見学や実習などとなる。 ・履修者数は最大30名とし、それ以上の希望があった場合は抽選とする。
実務経験と授業科目の関連性
図書館・文書館・博物館の実態に迫る授業のため、授業を担当する側がこれらの施設での実務経験を踏まえていることは非常に重要である。この点、主として授業を担当する経済学部資料室の教員はみな図書館等での実務経験を有しており、授業回数の約半分を占める予定の学内外施設の見学では、司書・学芸員・アーキビストなど実務担当者にガイド役を依頼するなど、当該授業は図書館・文書館・博物館における実務経験と授業科目の関連性が非常に深いものである。