学部前期課程
HOME 学部前期課程 全学自由研究ゼミナール (最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba)
過去(2023年度)の授業の情報です
学内のオンライン授業の情報漏洩防止のため,URLやアカウント、教室の記載は削除しております。
最終更新日:2024年4月22日

授業計画や教室は変更となる可能性があるため、必ずUTASで最新の情報を確認して下さい。
UTASにアクセスできない方は、担当教員または部局教務へお問い合わせ下さい。

全学自由研究ゼミナール (最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba)

最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba
教養学部後期課程(理系)・統合自然科学科の「統合生命科学コース」には、ライフサイエンス研究の若きトップランナーが集結し、生命科学のフロンティアを開拓しています。本ゼミの履修学生は、最先端の研究を展開している研究室に数名ずつ配属され、未解明の研究課題に実際に取り組んでもらいます。

研究の進め方は教員と相談して決めます。研究室によって曜限を指定する場合、指定しない場合、集中して行う場合があります。セメスターの最後に、履修者全員が参加して成果報告会を開催する予定です。

統合生命科学コースの特徴は、先端性と多様性である。准教授が独立した研究室を運営できるため、26もの研究室がある。その研究テーマは極めて多様であり、分子生物学や細胞生物学、植物生理学といった理学的な基礎研究から、神経科学、内分泌学といった医科学的な研究、そして、創薬などを目指した薬学・農学・工学的な研究まで多岐にわたる。ノーベル生理学・医学賞を受けたオートファジー研究が駒場で開始されたという事実が象徴するように、流行にとらわれない独創性の高い研究が行われている。実験や理論などのアプローチ法も多彩である。若き教員が柔軟な発想で、先端的でチャレンジングな研究テーマを選び、熱心に学生を指導するのみでなく、教員自らが現場に立って実験をしている研究室も多い。

生命科学が大好きで、新しい分野を切り拓きたいという熱い想いを持つ学生を歓迎する。また、文系から理系への転向を考えている学生も受講できる。教科書で学ぶことの先にある生命科学の最先端を体験して欲しい。

担当教員と研究テーマ(今後増える可能性があります):
大杉 美穂  マウス受精卵の細胞分子生物学
道上 達男  ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか
晝間 敬   植物と共生する微生物の未知の機能の探索
吉本 敬太郎 核酸医薬の分子設計と機能評価
MIMA Search
時間割/共通科目コード
コース名
教員
学期
時限
31551
CAS-TC1200S1
全学自由研究ゼミナール (最先端の生命科学研究を駒場で体験する/Experiencing cutting-edge life science research at Komaba)
大杉 美穂
S1 S2
集中
マイリストに追加
マイリストから削除
講義使用言語
日本語
単位
2
実務経験のある教員による授業科目
NO
他学部履修
不可
開講所属
教養学部(前期課程)
授業計画
研究テーマ1「マウス受精卵の細胞分子生物学」 大杉 美穂(教授)  卵子が精子を受精し、卵割が起こり、発生が進むという過程は、多くの生物種で共通に見られる生命現象ですが、哺乳動物とその他の脊椎動物の間には大きな違いが多数存在することがわかってきました。  本ゼミでは、当研究室で行なっている「哺乳動物の受精卵に特徴的な発生の時間制御や卵割分裂のしくみ」についての研究の一部を体験してもらいます。受講者の興味や実験可能な時間に応じて分子生物学的、細胞生物学的な実験に取り組んでもらいます。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト: http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/***** ________________________________________ 研究テーマ2「ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか」 道上 達男(教授)  カエルの初期胚は、組織全体が動いて全体の形が大きく変化する。この時、おのおのの細胞には様々な力が加わる。 このゼミでは、外胚葉の細胞群に着目し、組織変形と力、更には細胞の形状の関係について実験と考察を行う。 受入可能人数: 1名 ウェブサイト: http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/***** ________________________________________ 研究テーマ3「植物と共生する微生物の未知の機能の探索」 晝間敬(准教授)  植物は無数の微生物と相互作用することが分かっており、その中の一部は植物の生存に欠かせない役割を担っていることが明らかになっています。しかしながら、 その他大部分の微生物が植物と共生する意味は分かっていません。本授業では、これら未知の微生物にスポットを当ててその隠された機能を明らかにするための実験に 取り組んでもらおうと考えています。さらには、微生物は単独でも効果を発揮しますが、集団化された際にその機能が質的・量的にどのように変化するのか、現在 世界中の研究者が興味を持っているにも関わらず解き明かされていない重要問題にも挑戦してもらいたいと考えています。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト:http://park.itc.u-tokyo.ac.jp/***** ________________________________________ 研究テーマ4「核酸医薬の分子設計と機能評価」 吉本 敬太郎(准教授)  薬剤分子の開発は、低分子から始まり、バイオ医薬品である抗体、さらに現在は核酸へシフトしているところであり、核酸医薬は新しい薬剤モダリティとして注目されています。  本ゼミでは、当研究室で行なっている分子認識型核酸(核酸アプタマー)に触れてきただき、核酸のもつユニークな物性を様々な測定を通じて体験してもらいます。受講者のラボ実験可能な時間を事前に共有してから、化学・生化学的な実験に取り組んでもらう予定です。核酸アプタマーの特長を端的に説明すると、迅速かつ安価に製造でき、品質が一定で、薬効が高く、相補鎖で薬効を中和できる点にあります。さらに、複数のアプタマーを繋げたものを容易に設計・製造することが可能です。 受入可能人数: 1-2名 ウェブサイト: http://yoshimotolab.c.u-tokyo.ac.jp/*****
授業の方法
学生は、希望に応じて、いずれかの担当教員の研究室に数名ずつ配属され、対面で行われます。研究の進め方は教員と相談して決めます。研究室によって曜限を指定する場合、指定しない場合、集中して行う場合があります。セメスターの最後に、履修者全員が参加して成果報告会を開催する予定です。担当教員と研究テーマは次の通りです。 担当教員と研究テーマ(今後増える可能性があります): 大杉 美穂  マウス受精卵の細胞分子生物学 道上 達男  ツメガエル胚の形づくりに力はどのように関わるか 晝間 敬   植物と共生する微生物の未知の機能の探索 吉本 敬太郎 核酸医薬の分子設計と機能評価
成績評価方法
研究への取り組みや成果報告会での発表をもとに評価します。
履修上の注意
ガイダンスは、2023年4月7日(月)12:20〜12:50にオンラインで行います。 ガイダンス資料はGoogle Drive(https://drive.google.com/*****)でもガイダンス後に公開します(閲覧には大学アカウントでのログインが必要です)。 履修希望者は、Google Form(https://forms.gle/*****)にて2023年4月10日(月)までに提出すること。こちらも大学アカウントでのログインが必要です。 配属先を決定後、Google Formに記載したメール宛に連絡します。